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■オリジナルの専用カラーを採用
ロー&ロングのワイルドなスタイルに、低速域から豊かなトルクを生み出す398cc・並列2気筒エンジンを搭載したカワサキのクルーザーモデルが「エリミネーター(ELIMINATOR)」。
元々は、1990年代の国産アメリカンバイク・ブームをけん引した立役者的なモデル。2023年に復活を果たしましたが、そのエリミネーターに、カワサキ正規取扱店カワサキ プラザ専用モデル「エリミネーター プラザ エディション」が発表されました。
スタンダードのエリミネーターをベースに、オリジナルの専用カラーを採用するほか、前後ドライブレコーダーなどの安心・快適な装備を追加したのがプラザ エディション。
また、カウル付きの上級グレード「エリミネーターSE」にも、新色を採用した2024年モデルが登場し、いずれも2024年3月23日に発売される予定です。
●伝統の名車を復活させた400ccモデル
2023年の大阪モーターサイクルショーで世界初披露されたのが、現行のエリミネーターです。
元々、エリミネーターは、1980年代から2000年代前半に販売していたアメリカンバイクのシリーズです。
アメリカで人気のドラッグレースで活躍するレーサー、いわゆる「ドラッガー」を彷彿とさせる低くて長いフォルムが特徴で、900ccモデルや750cc版、400ccや250cc仕様など、さまざまな排気量のモデルが登場しました。
特に、国内で大きな人気を誇ったのが250ccや400ccのモデル。ひとクラス上のモデルを彷彿させる迫力のマッチョなスタイルなどにより、1990年代の国産アメリカンバイク・ブームをけん引しました。
そんな伝説の名車を復活させたのが、現行のエリミネーター。独自のロー&ロングフォルムや、タンクからテールにかけて水平基調の造形などを採用し、伝統のドラッガースタイルを継承。735mmという低いシート高により、抜群の足着き性も誇ります。
扱いやすさに定評がある398cc・並列2気筒エンジンは、低速域での豊かなトルクによる良好なコントロール性を実現。また、高速走行時には、力強いパワーとリニアなレスポンスも発揮することで、街乗りからロングツーリングまで、幅広いシーンで快適な走りを体感できます。
ほかにも、コンパクトな丸形オールデジタル液晶インストゥルメントパネルがモダンな雰囲気も演出。カワサキ同クラス唯一のETC2.0車載器キットを標準装備するなど、バイク旅にも対応する数々の装備も魅力です。
ラインアップには、カウルなしのスタンダード仕様と、スタイリッシュなデザインのヘッドライトカウルを装備した上級グレードのSEを設定。特にSEには、ミツバサンコーワ製のGPS対応型前後ドライブレコーダー、USB Type-C電源ソケットなど、安全性や利便性の高い装備が満載です。
●前後ドライブレコーダーも標準装備
そんなエリミネーターに新設定されたのが、全国92店舖の正規取扱店カワサキプラザの専用モデルであるエリミネーター プラザ エディション。これは、スタンダード仕様をベースに専用カラーを施した仕様で、パールサンドカーキ、パールストームグレーという2タイプのカラーから選択が可能です。
また、従来SEのみに装備していたミツバサンコーワ製GPS対応型前後ドライブレコーダーと、USB Type-C電源ソケットも採用。エリミネーターならではのゆったりとしたライディングポジションや、扱いやすいエンジン特性はそのままに、ツーリングなどでの快適性をさらに追求した仕様となっています。
なお、ヘッドライトカウル付きのエリミネーターSEにも、ボディカラーを変更した2024年モデルが登場。基本装備はそのままに「メタリックフラットスパークブラック×メタリックマットダークグリーン」「ファントムブルー×エボニー」といった2タイプのカラーを設定しています。
またスタンダードのエリミネーターも、従来色の「メタリックフラットスパークブラック」をそのまま採用し、継続販売されます。
各モデルの価格(税込)は、エリミネーター プラザ エディションが86万9000円、スタンダードのエリミネーターが81万4000円、エリミネーターSEが91万3000円。
いずれも、前述の通り、2024年3月23日に発売される予定です。
(文:平塚 直樹)