2024年注目のBMW「M」新型モデルがガソリンスタンドに集結!「M3 CS」にツーリング導入へ

■M3セダン、M4クーペ、M2の改良型やM4 CSなども登場

BMWは2024年、多くの新型「M」モデルを計画していると発表しましたが、「M5セダン」「M5ツーリング」「M3 CSツーリング」市販型プロトタイプの一挙スクープに成功しました。

BMW M5 ツーリング 開発車両 スパイショット
BMW M5 ツーリング 開発車両 スパイショット

スウェーデン北部のガソリンスタンドに集結したプロトタイプは、どれもカモフラージュが軽く、ワールドプレミアを今か今かと待っているようです。

中でも注目はM5ツーリングで、初代は2代目BMW M5をベースに1992年に発売されました。2007年、BMW Mは第4世代のBMW M5にツーリングを追加、それから17年を経て2024年、M5ツーリングが復活することが確定しています。

BMW M5 セダン 開発車両 スパイショット
BMW M5 セダン 開発車両 スパイショット

M5セダンのフロントエンドには、新グラフィックのLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備、太いセンターサポートを備え、エッジの効いた複雑な形状のインテークを配置するアグレッシブなバンパー、コーナーにはスリムな三角形のエアカーテンも見られます。

M5ツーリングもセダン同様のフロントエンドを持ち、側面では肉厚のサイドシル、ワイドなフェンダーを装備、足回りでは高性能ブレーキシステムを装着しています。セダン、ツーリングともにフラッシュマウントドアハンドルを採用、左フロントフェンダーには充電ポートも確認できます。

リアエンドは雪を偽装に使い詳細を隠していますが、完全新設計されたスリムなLEDテールライトの一部が見えるほか、リアディフューザーから突き出たクワッドエキゾーストパイプなどが見てとれます。

両バージョンともボディが拡大され、全長が3.4インチ(86mm)、ホイールベースが0.8インチ(20mm)長くなっており、先代モデルより大型化されることも注目です。

キャビン内には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、BMW「OS 8.5」を実行する14.9インチのインフォテインメント・システムで構成される曲面ディスプレイが装備されます。またスポーティーなフラットボトムのステアリングホイールや、ミニマムなギアセレクターを備える新設計されたセンターコンソールも確認できます。またカーボンファイバートリムを備えたシートなど、スポーティかつ上質な空間が提供されることは間違いありません。

パワートレインは、MオリジナルのSUV「XM」の最強モデル「レーベル・レッド」からプラグインハイブリッドパワートレインを流用します。4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーに、8速ATに組み込まれた電気モーターを搭載。バッテリー容量は29.5kWh。XMレーベル・レッドでは最高出力748ps・最大トルク1000Nmを発揮しますが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にあるといいます。

最後にM3 CSツーリングですが、昨年復活した「M3 CS」の派生ワゴンとなる。新型M3 CSは「M3セダン」の4WD仕様「M xDrive」をベースに、さらなる高性能を追求した限定モデルで、5年ぶりの復活となりました。

パワートレインは、セダン同様に3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載、最高出力543psを発揮します。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を採用。0~100km/hは 3.4秒に向上、「Mドライバーズパッケージ」が標準装備されており、最高速は290km/hから302km/h(リミッター作動)という動力パフォーマンスを持ちます。

BMWはこのほか、M3セダン、M4クーペ、M2の改良型やM4 CSなども計画しており、怒涛の新型ラッシュとなりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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