■「EVO37」の後継モデルは人間工学を見直し、空気の流れ、重量配分を改善
イタリアを拠点とするキメラ社は、新型スポーツカー「EVO38」を予告するティザーイメージを初公開しました。
キメラは2021年、ランチア伝説のラリーカー「037ラリー」をレストモッドした「EVO37」を発売しましたが、その後継モデルとなる「EVO38」を導入する準備が整っているようです。
同社によると、EVO38は発売が実現しなかった「マジンガ」と呼ばれる80年代のランチアプロトタイプからインスピレーションを得ているといいます。また「Integrale」(インテグラーレ)という名が付けられ、公道走行を前提とした四輪駆動モデルとなるようです。
数ヶ月前には、公式スケッチが公開され、ミッドマウントされたエンジンと冷却用インテークの位置が示されましたが、今回のティザーイメージには日産GT-R次期型か?と思ってしまう円形LEDを装備、ワイドなフェンダー、目立ったエアロキットが見てとれます。新型では、新設計によりキャビン内の人間工学が見直されるとともに、空気の流れ、重量配分が改善されると述べています。
またこの新型モデルの開発に、オリジナルのランチア037とデルタのハンドルを握って、2度の世界ラリーチャンピオンに輝いたミキ・ビアシオン氏が関わっていることに注目です。
EVO38のワールドプレミアは2月22日に予定さ。また、モータースポーツのために開発された「K-39」も同時発表される予定です。