BMW「X3」次期型は数ヵ月以内にデビュー! カーブドディスプレイを初搭載、エクステリアはX1からヒント

■後部には「X」をモチーフにしたLEDテールライトを装備

BMWは現在、人気クロスオーバーSUV「X3」次期型の開発が終盤となっていますが、プロトタイプを捉えるとともに、キャビン内を初めてスクープしました。

BMW X3 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW X3 次期型プロトタイプ スパイショット

完全に新設計されるX3は、最新のX1から多くのデザイン要素を取り込み、進化を見せます。

次期型X3はICE(内燃機関)とBEV、2種類のバージョンが登場します。

BEVの「iX3」は新たな電動車プラットフォーム「Neue Klasse」を採用すると思われる一方、ICEは従来の「CLAR」をアップデートしたものとなり、ホイールベースが延長、居住空間が向上するでしょう。

凍てつくスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、正方形に近いグリルを装備。フロントフェンダーの上部を覆うボンネットなど、新型「X1」にインスパイされたデザインが見てとれます。

新設計されたグリルの両側には、サイドまで伸びる「スイープバックヘッドライト」を搭載。その內部には、L字のデュアルLEDデイタイムランニングライトが配置されています。またフロントバンパーには、中央に垂直サポートを備えたワイドなインテークが確認できます。

側面では、流線型のボディワークと、緩やかに上昇するベルトライン、フラッシュマウントドアハンドル、傾斜したルーフラインが見てとれます。後部では、よりエッジの効いたテールゲート、その下部に移設されたナンバープレートや、「X」をモチーフにしたLEDテールライトを装備しています。

BMW X3 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW X3 次期型プロトタイプ スパイショット

キャビン内には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムを組み合わせた「カーブド・ディスプレイ」を初搭載。また、コントラストステッチを備えたフラットボトムステアリングホイールも新たに装備されています。

センターコンソールも完全に刷新され、ミニマルなデザインが採用されています。スイッチのようなギアシフターと新iDriveコントローラーが装備されており、新しい開閉装置とクイックアクセスボタンのようなものも付いています。

パワートレインは、最高出力259ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する可能性があるほか、プラグインハイブリッドをラインナップ。また、特定の市場ではディーゼルエンジンの搭載などが期待出来そうです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる