APOLLO 
■EVプラットフォームとして開発された「MB.EA」プラットフォームを初採用
メルセデス・ベンツの電動クロスオーバーSUV「EQC」次世代型プロトタイプをカメラが捉えました。
EQCは、実質的にICE搭載「GLC」のEVバージョンとして2018年に登場、同ブランド初の電動SUVとなりました。改良されたICEプラットフォームを備えた初代と比較して、この第2世代EQCはEVプラットフォームとして開発された「MB.EA」プラットフォームが初採用されます。
このプラットフォームは、小型および大型EVの両方に合わせて拡張が可能で、最初からEVプラットフォームとして開発されたことにより、バッテリーのためのより良いスペース、より良いハンドリング、そして乗客と荷物のためのより多くのスペースなど、メルセデスに多くの利点がもたらされます。
極寒のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、未だ厳重にデザインの詳細を隠しています。しかし、EQE SUVやEQS SUVなどの最近のEQモデルの流れるようなラインを引き継いでいるように見えます。
興味深いのは、ホイールベースが長くなったか、ルーフラインがより傾斜したおかげで、現行モデルよりも滑らかに見えることでしょう。
フロントバンパーは、他のすべてのEQモデルで見慣れた典型的な滑らかな丸い形状ではありませんが、これはカモフラージュパネルのせいです。側面ではフラットドアハンドルを装備、後部では、LEDテールライトがプレースホルダー（ダミーコンポーネント）のため、このプロトタイプがまだ開発初期段階であることがわかります。ただし、全幅ストリップライトが採用されることは間違いないといいます。
EQA SUV次世代型のワールドプレミアは、2026年モデルとして2025年に行われると予想されています。次世代型では「EQCセダン」が登場するため、現行「EQC」から「EQC SUV」に改名、「EQE SUV」の下に配置されることが濃厚となっています。
生産は600万平方フィートのアラバマ州バンス工場で、現在生産している大型の「EQS SUV」はドイツ・ブレーメンに移される予定ですが、巨大工場での生産は、EQC販売への依存度の高さが伺えます。
