■1993年のフォックスボディからインスピレーション
フォードは2022年のデトロイト・モーターショーにて、人気2ドアスポーツカー「マスタング」新型となる「S650」型を発表しましたが、デザイナーのアビメレック氏が、よりエキサイティングなデザインを提案しました。
S650フォード・マスタングのデザインについては、人気モデルゆえの賛否両論があるようですが、アビメレック氏は1993年のフォックスボディからインスピレーションを得た、素晴らしいエクステリアデザインに進化させました。
CGはS650マスタングのエクステリアデザインがほとんどそのまま残されています。
ただし、フォックスボディ・マスタング・コブラと同じシルバーのホイールが装着されており、レトロな雰囲気を与えながらも、時代遅れに見えることはありません。
最大の特徴は、リアに行われたフォルムにありました。同氏は、クラシックなマスタングSVOのダブルリアウイングを採用、驚くほどうまく馴染んでいます。そして新設計されたリアバンパーを装備するほか、改良されたロッカーパネルも見てとれます。
今後のマスタングの動きですが、2023年12月のフォードと全米自動車労働組合との間の労働協約の詳細で、最新のS650マスタングの生産が2028年に終了することが明らかになったとされています。
次世代「S750」では、第2世代マスタング・マッハEでも使用されるフォード「GE2.2」プラットフォームをベースに開発すると予想されていますが、はたしてダブルウイングの復活はあるのでしょうか。