■LEDグラフィックが異なる鋭いヘッドライトを装備
セアトが展開する高性能ブランド「クプラ」の新型SUV「テラマール」、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
コンセプトモデルは昨年発表されましたが、これが市販型となります。市販型ではフォルクスワーゲングループ「MQB」プラットフォームを採用、ティグアンをベースとして開発が進められています。以前はアウディ「Q3」のテストミュールでしたが、今回はすべて新型ボディです。
厳冬のスウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、コンセプトモデルと比較していくつか変更点が見られます。
まずLEDグラフィックが異なる鋭いヘッドライトを装備、グリルと下部エアインテークを新設計、コーナーエアインテークはよりスリム化され、ボンネットは盛り上がりを見せています。
側面はほぼ同じですが、後部では新設計されたリアバンパーと、直立したテールゲートが修正されています。
パワートレインは兄弟のフォルクスワーゲン「ティグアン」から、1.5リットル直列4気筒エンジン、2.0リットルガソリン/ディーゼルターボエンジン、最高出力204ps、および272psを発揮する1.5リットル直列4気筒ターボエンジン+電気モーターを搭載したプラグインハイブリッドなどが流用されると予想されます。
PHEVでは、19.7kWhのバッテリーをフル充電した場合、EV航続距離は62マイル(100km)の動力パフォーマンスを実現するといいます。また最新情報では、フォルクスワーゲンと差別化を図るために、さらに強力なモデルを導入する可能性もあるということです。
すべてのバージョンにはデュアルクラッチオートマチックトランスミッションが搭載され、全輪駆動システムは上位グレードに採用されます。
テラマール市販型のワールドプレミアは2024年内と予想され、市場ではトヨタ「RAV4」などがライバルとなります。