■ユーロ7規制の緩和を考慮してマニュアルトランスミッション採用も
フォルクスワーゲンは「CES 2024」にて、パフォーマンスハッチバック「ゴルフGTI」改良型(8.5世代)プロトタイプを公開しましたが、その最終デザインを予想しました。
第8世代となる現行モデルは2019年に発売、日本市場には2021年に導入されていますが、これが初の大幅改良となります。
お馴染みKOLESA RUから協力を得た予想CGのフロントエンドでは、ヘッドライトがスリム化され、赤いアクセントで接続されています。
また下部バンパーコーナーには、下から斜め上に伸びる、アイスホッケーのスティック形状のエアロパーツ牙を向いています。
「X」を形成する5つのLEDは装備されていませんが、「Clubsport」バージョンで継承される可能性もありそうです。
公開されたプロトタイプの側面は公開されていますが、リアエンドは未公開です。
側面の画像では、ユーロ市場のクラブスポーツに取り付けられているものと似ているところまでは確認できましたが、量産型ではほぼこのデザインで間違いないでしょう。
8.5最大の注目はインフォテインメントシステムの刷新で、「ChatGPT」を活用した仮想アシスタントが搭載され、ドライバーがより自然に質問できるようになります。
また、タッチ式の静電容量式ボタンではなく、ステアリングホイールに本物のボタンが搭載される予定となっています。
パワートレインに関しては、MK8.5世代でアップデートを行っているのかは公式に明らかにしていませんが、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンがキャリーオーバーされる可能性が高く、最高出力は245psからわずかにパワーアップ、ティグアン2.0リットルモデルの265psと同等になることが予想されています。
最大の関心事は、マニュアルギアが存続するかどうかでしょう。公式発表ではGTIとRではマニュアルギアは廃止するということであり、ゴルフ「GTI 380」はスティックシフトを備えた最後のモデルとされています。
しかし、ユーロ7規制の緩和を考慮して、同ブランドが心変わりしたのではないか?という噂がり、予断を許さない状況です。