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■17歳の若手ライダーが新規加入
カワサキ製バイクの販売を手掛けるカワサキモータースジャパンは、販売店を代表するチーム「カワサキプラザ レーシングチーム」の2024年シーズン体制を発表。
ライダーには、チームのエースともいえる岩戸亮介選手に加え、新しく17歳の若手ライダー、彌榮 郡(みえ ぐん)選手を起用。
マシンには、カワサキが誇る1000ccスーパースポーツ「ニンジャZX-10R」をベースにしたレーシング仕様を用い、「鈴鹿8時間耐久ロードレースSSTクラス」「全日本ロードレース選手権ST1000クラス」を闘うことを明らかにしました。
●2022年には鈴鹿8耐で優勝
カワサキプラザ レーシングチームは、カワサキモータースジャパンが全国展開しているカワサキ製バイクの販売店「カワサキ プラザネットワーク」を代表するレーシングチーム。2022年より活動を続けている、比較的若いチームです。
発足初年度となる2022年には、国内バイクレースの一大祭典ともいえる「鈴鹿8耐(鈴鹿8時間ロードレース)」に参戦し、SST(スーパーストック)クラスで見事に優勝を獲得。
ちなみに、鈴鹿8耐のSSTとは、ワークスチームが参戦し、世界耐久選手権シリーズの一戦にもなっているEWCクラスのほかに、比較的小規模のプライベートチームが参戦するクラスのこと。
1000ccの市販車をベースとする点ではEWCのマシンと同じですが、より改造範囲が狭く、マシンの性能差が出にくいことが特徴。その分、白熱のレースが展開されることが魅力です。
●マシンはニンジャZX-10R
そんなカワサキプラザ レーシングチームの2024年シーズンでは、チーム発足からライダーを務める岩戸亮介選手が継続して参加。鈴鹿8耐SSTクラスの優勝ライダーが、今年もチームをけん引します。
また、ライダーには他にも、250ccマシンで競う全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスに参戦していた彌榮 郡選手が新規加入。鹿児島県出身、2006年生まれの17歳という超若手ライダーを起用することで、チームにより活気が出ることが期待されます。
2名のライダーは、いずれも、カワサキの1000ccスーパースポーツ、ニンジャZX-10Rをベースとするマシンを駆り、「全日本ロードレース選手権ST1000クラス」と「鈴鹿8時間耐久ロードレース SSTクラス」に参戦予定。
なお、全日本ロードレース選手権ST1000クラスも、鈴鹿8耐のSSTクラス同様、改造範囲が狭いクラスですが、ベース車の高いポテンシャルを活かした走りが注目されます。
さて、カワサキファンの熱い期待に対し、これら2名のライダーとニンジャZX-10Rが、一体どんなレースを披露してくれるのか? 2024年シーズンも注目ですね。
【岩戸亮介選手のコメント】
「2024年シーズンもカワサキプラザ レーシングチームのライダーとして、レースに参戦させていただけることになりました。新たにチームメイトとして彌榮 郡選手が加入し、チーム力アップが期待できますし、彌榮選手の良いお手本となれるよう、僕自身もレベルアップし結果を求めて変わらず努めていく所存です。今シーズンもカワサキファンの皆様と共に全力で戦ってまいりますので、熱い熱い応援をよろしくお願い致します!」
【彌榮 郡選手のコメント】
「まずは、カワサキプラザ レーシングチームのもとで走れることを大変嬉しく思います。
チームやクラスも変わり、初めて尽くしなので、凄く楽しみです。自分の中で分からない事が多い年となるとおもいますが、チーム監督の西嶋さんや亮介選手などから学び、思いっきり成長できると思うのでその段階を楽しみたいと思います。応援よろしくお願い致します!」
(文:平塚直樹)