朗報♪ BMWは今後数年間は「M2」「M3」「M4」のマニュアルトランスミッションを存続へ

■BEV車のマニュアルトランスミッション開発の可能性も

BMWの最高財務責任者、ウォルター・メルトル氏は最近、同ブランドの販売戦略の大幅な変化を宣言したといいます。メルトル氏は、内燃機関車における販売の転換点は超えたと述べ、現在、電気自動車が同ブランドの売上成長の大部分を牽引していると強調しました。

BMW 3.0 CSL
BMW 3.0 CSL

同氏によると、従来型車両の販売を制限する環境規制により、内燃機関車の販売は停滞期が起こり、徐々に減少すると予想しています。

また、中国や欧州連合、米国の一部の州に至る地域で規制の期限が迫っており、各自動車メーカーは電気自動車の開発と、生産を加速するというプレッシャーの増大に直面していると述べています。

BMW 3.0 CSL
BMW 3.0 CSL

BMWはこれらの課題に対応し、過去1年間に全電気自動車の販売シェアを15%達成しました。最もインパクトを残したのは、パフォーマンスEV「i4 M50」が2年連続でBMW Mのベストセラー製品となったことです。

同社は、2026年までに33%のシェアを獲得するという野心的な目標を掲げており、ノイエ・クラッセEVラインナップから6つの新モデルを発表する計画を持っています。

しかしメルトル氏は、新しいバッテリー技術を組み込むことに関連するコストの上昇を指摘。BMWの内燃機関車とBEV車の利益率が、少なくとも2026年まで一致しないことを認めました。

一方、電動モビリティへの移行にもかかわらず、BMWはマニュアルトランスミッションを搭載した車両の販売に引き続き取り組んでいます。同社は、少なくとも現行世代の自動車については、今後数年間はM2、M3、およびM4がマニュアルギアボックスを提供し続けることを決定したといいます。

トップギア誌からマニュアルギアボックスの販売比率について質問されたBMWは、M3とM4モデルの15~20%が3ペダルギアボックス付きで販売されており、M2ではさらに多いと回答。

ただし、トヨタなどはBEV車のマニュアルトランスミッションを開発しており、BMWもEV時代における新たなマニュアルトランスミッションを開発する可能性もありそうでうす。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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