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■来場者が選んだカスタムカーの各部門ベスト3
東京オートサロン2024の会期中に行われたアンケートで、お気に入りのカスタムカーを選んで投票する東京国際カスタムカーコンテスト2024。8部門から最優秀賞1台、優秀賞2台が選ばれ、最終日(1月14日)にイベントステージにて授賞式が行われました。
そんな各部門の受賞車を実際に見てきましたので、紹介していきましょう。
●ドレスアップ-スポーツカー部門 最優秀賞:風間オートサービス「GR86 カーボンスペック/ドリフト」
GR86のドリフト競技用フルカーボンボディ。フロントバンパー、オーバーフェンダー、カナードからルーフ、ピラー、リアディフューザー、ウイングに至るまで、全てカーボンで作られています。
そのカーボンはウェットカーボンの手法の一つである、最新のインフュージョンカーボン。
ドライカーボンのように窯で焼く際の縮みや強度ムラの問題が無く、なおかつ硬化に必要な樹脂量を大幅に減らすことができるため、重量比がドライカーボンに近いことから話題の手法となっているのです。
その最新の手法で作られたフルカーボンボディに、80スープラにも積まれる2JZ型エンジンを3.6リッターに排気量アップして搭載。最軽量と最大パワーでドリフトに挑みます。
●ドレスアップ-スポーツカー部門 優秀賞:LIBERTY WALK「LB-WORKS LB40」
東京オートサロン2023では、フェラーリF40をさらなるワイドボディにしたLIBERTY WALKですが、2024年はF40の雰囲気を持つ小さなスーパーカーを出展、優秀賞を受賞しました。
マツダ系オートザムからバブル期に発売された、軽自動車のミッドシップ+ガルウィングスポーツカー「AZ-1」がベースとなっており、そこにF40の雰囲気のボディキットを作り込んできています。
ミニサイズとはいってもおもちゃっぽっさは皆無。そこはLIBERTY WALKのクオリティで全てがまとめられています。
●ドレスアップ-スポーツカー部門 優秀賞:ロッキーオート「Rocky2000GT」
ロッキーオートのこだわりが、いよいよ本物のトヨタ2000GTを作り出した!と言っても過言ではない「Rocky2000GT」。
前作では、3000GTとして大柄なボディのレプリカを送り出し好評でしたが、今回はボディサイズも5ナンバー枠に収め、エンジンも2リッター直列6気筒DOHCとして新たに作り出されています。
元TEAM TOYOTAワークスドライバー・キャプテン、細谷四方洋氏の監修により、50年ぶりに送り出される新車?と呼ぶことも出来そうな完全な仕上がりとなっています。
そしてエアコンやパワステなど、現代の快適装備も搭載され、また当時には無かったオートマチックトランスミッションも選択可能という、今の時代を無理なく走ることができる2000GTとして存在します。
クローズドボディのクーペと、オープンのボンドカーの2台が出展され、ドレスアップカー・スポーツカー部門の優秀賞は、オープンボディのボンドカーが受賞しました。
●カスタムカー「グランプリ」投票中
各部門の最優秀賞受賞車を対象にカスタムカーグランプリの投票が行われています。ドレスアップースポーツカー部門での投票対象車は、風間オートサービス「GR86 カーボンスペック/ドリフト」。
お気に入りのカスタムカーを見つけたら、投票サイトからぜひ投票をお願いいたします。投票期間は1月21日(日) 24:00まで。カスタムカーグランプリ投票ページで投票が出来ます。
(写真・文:松永 和浩)
【関連リンク】
カスタムカーグランプリ投票ページ
https://www.tokyoautosalon.jp/2024/contest/customcar_vote.php