■ホイールベースは2,791mm、ユーロ版ティグアンの2,681mmより長い
フォルクスワーゲンが中国市場で販売する予定のファミリーSUV「ティグアンL」の画像を、中国「MIIT」(中国工業情報化部)が公開しました。
同ブランドは、すでにヨーロッパ向けの2024年型ティグアンを完全に公開していますが、このティグアンLは、米国で現在も販売されているティグアン ロングホイールベースの後継モデルと考えられます(欧州ではティグアン オールスペース)。
2023年夏、欧州ティグアンの発表直後、米国のフォルクスワーゲン担当者が、米国市場のティグアン ロングホイールベース次期型は、2020年代半ばに登場するタイロン次期型をベースにしていると認めました。
タイロンは中国市場向けの中・上級クラスのファミリーSUVとして2018年に登場。しかし次期型では、グローバルモデルになることが濃厚で、ヨーロッパにも導入予定です。
新型モデルのティグアンL PLOの画像を見ると、LWB(ロングホイールベース)車が、より長いリアドアとより大きなリアクォーターウインドウによってSWB(ショートホイールベース)兄弟車と区別されていることがわかります。
画像は標準グレードとスポーティなRグレードの両方を示しており、Rではより大きい黒いメッシュグリル、よりダイナミックなリアバンパーのデザイン、アップグレードされたホイールが採用されています。
MIITによると、L PLOのホイールベースは、2,791mm(109.9インチ)で、2024年型ユーロ版ティグアンのホイールベースは2,681mm(105.6インチ)より長いく、全長は4,735mm(186.4インチ)で184mm(7.2インチ)長くなっています。
最高出力は184psと220psの2つの出力がリストアップされており、どちらもSWB欧州モデルで利用可能なスペックとは一致しませんが、直列4気筒であることは間違いありません。