さらばV8。北米トラック市場の王様「ラム 1550 TRX」後継モデルが出現

■ジープ「ワゴニア」の3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載

2023年8月、「ラム・トラック1500」のパフォーマンスモデルとなる「1500 TRX」最終モデルの「ファイナル・エディション」が発売されましたが、後継モデルとなる「1500 RHO」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

ラム 1500 RHO 市販型プロトタイプ スパイショット
ラム 1500 RHO 市販型プロトタイプ スパイショット

ラムはFCAがラム・ブランドとして販売するピックアップトラックです。以前はFCAの前進クライスラーがダッジ・ブランドで販売していましたが、2009年以降はラム・ブランドで販売されています。

またTRXは1500のハイパフォーマンスモデルとして君臨、「北米トラック市場の王様」とも言われています。

ラム 1500 RHO 市販型プロトタイプ スパイショット
ラム 1500 RHO 市販型プロトタイプ スパイショット

フロントエンドと、荷台にカモフラージュが施されたプロトタイプですが、圧倒的な存在感を感じます。またフロントのディテールは隠されていますが、パワードームスタイルのボンネットや、インテーク内部にある3つの琥珀色のライトが確認できます。

側面では、オフロードタイヤを装着、十分な地上高が見てとれます。そして後部では、デュアルエキゾーストパイプがインストールされています。

注目のパワートレインですが、TRXでは最高出力702psを発揮するV8エンジンを搭載していました。しかし、後継モデルとなるRHOでは、ジープ「ワゴニア」および「グランド・ワゴニア」に搭載されている3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力540psを発揮し、四輪駆動と8速オートマチックトランスミッションが標準装備される可能性があります。

パワーは劣りますが、2023年11月にはラムが重大発表を行い、2024年第3四半期に、強力な540psのハリケーンH/Oを搭載したラム1500 RHOをラインナップに導入、オフロードとパフォーマンスにおける卓越した地位を確固たるものにするだろうと述べています。

ラム1500RHOのワールドプレミアは、2月10日に開催予定の「シカゴ・オートショー」と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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