■ワークフローフォーミングテクノロジーなどの高い技術力でデザインと機能性を両立
カスタムカーの祭典・東京オートサロン2024が千葉県の幕張メッセで開催されています。ここでは、東8ホールにある株式会社ワークのブースを紹介しましょう。
ワークは、高い耐久性とデザイン性を両立し、市販車からレーシングカーまで幅広い車種が採用しているアルミホイールブランドです。
ワークのアルミホイールが高く評価されている理由は、高い技術力があります。ワークフローフォーミングテクノロジーをはじめとしたインナーリム部の成型は、鋳造完了した素材のリム部に「圧力」を加えながら伸ばして成型する製法です。
この製法で、より鍛えられたアルミはしなやかさが増し、さらにリム部板厚の薄肉化による軽量化がプラスされることで、鍛造に迫るメタルフローの実現に成功しています。
また、インターリムに要求される引っ張り強度や粘り強さを飛躍的に高めています。同時に、アウターリム部も耐衝撃性に優れた設計とすることで、従来の鋳造ホイールの性能を大きく飛躍させています。このほか、優れた輝きを放つ3次元メッキやワーク・ソリッド・リムなど、高いクオリティが特徴となっています。
東京オートサロン2024では、7種類の新製品ホイールを発表しました。その中で、「ZEAST STX」と「GNOSIS CVF」を装着した実車がブースに展示されています。
日産GT-R 2024年モデルには、「ZEAST STX(ジースト・エスティーエックス)」が装着されています。2ピースホイールのZEAST STXは、メカニカルなリムオーバースポークが特徴で、その立体的なフォルムは、新世代のハイエンドスポーツを予感させます。
19インチのマットブラックをはじめ、20インチの「ブラッシュド」、21インチの「ブラッシュド/トランスグレーポリッシュ」の4タイプで、価格は8万6900円〜17万1600円。
BMW M4が装着しているのが、2ピースホイールの「GNOSIS CVF(グノーシス・シーブイエフ)」です。無駄のない曲線美と絶対的なエッジ感、躍動感を演出するコンケイプフォルムが特徴です。
シンプルさを極限まで追求したグノーシスシリーズの最新作は、シンプルイズベストの極みとして、凛とした輝きを放ちます。
19インチのマットブラックをはじめ、20インチはマットシルバーとパフフィニッシュ。そして21インチはブラッシュドとコンポジットパフフラッシュドの合計5種類を用意。価格は8万8000円〜19万6900円。
この2種類のほか、3ピース鍛造ホイールの「LS VAJRA(エルエス・バサラ)」、2ピース鋳造ホールの「SCHWERT BRUNNEN(シュヴァート・ブルネン)」、ディッシュタイプの「LANVEC LDZ(ランベック・エルディーゼット)」。
1ピースの「WORK EMOTION ZR7(ワークエモーション・ズィーアールセブン)」、そしてはトヨタハイエース専用の「XTRAP M1HC(エクストラップ・エムワンエイチシー)」が新製品として登場しています。
大切な愛車の足元を、最新のデザインのホイールで引き締めてみるのはいかがでしょう。
(文、写真:萩原 文博)