井元貴幸 
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■SUBARUモータースポーツ参戦体制発表！
東京オートサロン2024のSUBARU／STIプレスブリーフィングでは、今年のモータースポーツ参戦体制発表が行われました。昨シーズンとは一味違う新たな体制に期待が高まります！
●2024年も井口卓人＆山内英輝両選手でGT300を戦う！
まずは、BRZ GT300で挑む、SUPER GT GT300クラスの参戦ですが、ドライバーは井口卓人選手と山内英輝選手というスバル最強コンビで挑みます。
小澤正弘総監督をはじめ、R＆D SPORTによるチーム運営という体制も昨シーズンと同じく、ファンにとってもお馴染みの顔ぶれは、安心感のあるチーム体制といえます。
今シーズンからGT300クラスへの導入が検討されている、カーボンニュートラル燃料への対応が最も気になるポイントとなりますが、空力性能や走行性能に関しては、シーズンごとに最高のポテンシャルを発揮してきたBRZ GT300に期待が高まります。今季も2021年シーズン以来のシリーズチャンピオンを目指します。
●辰己英治総監督、最後のニュルブルクリンク24時間に気合が入る！
ニュルブルクリンク24時間レースは、今年も辰己英治総監督・沢田拓也監督という体制には変更がありませんが、SUBARU／STIのレジェンドとして活躍を続けてきた辰己総監督が今年がラストチャレンジということで、いつも以上にチームが一丸となっている気迫が伝わってきました。
ドライバーはカルロ・ヴァンダム選手、ティム・シュリック選手、佐々木孝太選手といった、STI NBRチャレンジチームではおなじみのドライバーに加え、新たにGR86／BRZカップで活躍中の久保凛太郎選手を迎えた4名で臨みます。
新加入の久保選手の活躍からも目が離せません！
2024年のマシンは、2023年のマシンをブラッシュアップし、信頼性の向上を図ったほか、STI Sport#にもそのテクノロジーを採用した、前後異形アルミホイールの採用や、空力性能の進化でクラス優勝を目指すとのこと。
今年も全国のSUBARU販売店から選抜された8名の精鋭メカニックがチームに参加し、レースをサポートする点にも注目です。
●世界のトシ新井とチャンプを目指す全日本ラリー選手権
全日本ラリー選手権は、昨シーズンの途中から投入されたWRX S4ベースのニューマシンで、引き続き参戦。新井敏弘選手のチーム運営の一部サポートをSTIが行うとのこと。
今シーズンはフル参戦で、ラリーフィールドでもWRX S4の活躍を目にすることができるのは、ファンにとっても期待が高まります。
●GR86／BRZ Cupやスーパー耐久も引き続き参戦＆サポート！
TOYOTA GAZOO Racing GR86／BRZ Cupは昨年同様、TOYOTA GAZOO Racingに協力し大会運営をサポートするとともに、STIがサービスチームを派遣しSUBARU BRZ Cup Car Basicで参戦するユーザーを支援する予定とのこと。
スーパー耐久シリーズは、引き続き「Team SDA Engineering」として参戦し、市販車へのフィードバックを目的とした活動へとシフトするそうです。
チーム体制は、SUBARU技術本部の本井雅人さんを代表に、監督は伊藤奨さん、ドライバーはお馴染みの井口卓人選手、山内英輝選手に、SUBARUエンジニアが一丸となって挑みます。
また、シーズン途中からは、新マシンを導入すると発表がありましたが、まだ詳細は非公開としつつも、プレスブリーフィングでスクリーンに映し出されたBRZの後ろに映る車に多くのファンがざわつきました！
なにはともあれ、様々な将来技術を織り込みながらレース現場で鍛えたテクノロジーが市販車にフィードバックされることにワクワクします！
（井元 貴幸）
