■新生「セリカ」は4輪駆動のミッドシップ・スポーツに
トヨタ自動車が発信する情報媒体「トヨタイムズ」において2023年11月14日、「復活の噂が飛び交うセリカってどんな車?」と題した記事が掲載されました。
サブタイトルは“セリカ復活!? 豊田会長の発言に注目が集まる”となっており、同社が自らセリカ復活の可能性を示唆しているともとれる内容。
ちなみに、トヨタ「セリカ」は1970年を皮切りに2006年までの36年間・7代に渡って国内外で販売された同社のスポーティクーペ。
その車名はスペイン語の「天空」に由来しており、初代から3代目までがFR仕様、4代目以降はFF仕様と、それをベースにした4WD仕様になっていました。
なかでも1985年に「流面形」のキャッチフレーズで登場した4代目セリカは、1987年公開の映画 「私をスキーに連れてって」で、雪山を舞台に4駆を活かして荒々しく駆け巡るシーンを披露して注目を集めました。
●BEVの他に高性能エンジン搭載のPHEVも存在?
豊田会長は社長時代に「ハチロク」や「スープラ」を復活させた経緯があり、セリカの復活についてもすでに後任の佐藤社長に要望済みなのだとか。
各種情報によると、そんな新生セリカはGRカローラ用の1.6L直3ターボエンジンをキャビン背後に搭載し、前方に伸ばしたプロペラシャフトで前輪も駆動する4WD仕様になる模様。
それはフロントノーズが低く、外観がミッドシップ・スポーツタイプであることを意味しており、まさに同社が先頃ジャパンモビリティショー2023にサプライズとして出展したコンセプトカー「FT-Se」そのものと言えそうです。
ただし、トヨタがこのコンセプトカーをBEV仕様のスポーツカーとして紹介していることから、平行して高性能エンジンとモーターで駆動するPHEV仕様についても開発しているのかもしれません。
このように、いよいよトヨタ自身がアピールに乗り出した感のある“セリカ復活”ですが、すでに先行開発車による基本性能確認が行われているとの噂も。
セリカの復活は、往年の同車ファンだけでなく新たなファン層の獲得に繋がる可能性が高いだけに、2~3年後に予想される市販に向けた同社の動きに注目が集まりそうです。
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トヨタイムズ
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