■カイエン改良型と多くのデザインを共有
ポルシェは現在、エントリークロスオーバーSUV「マカンEV」を開発中ですが、そのインテリアの画像が先行公開、早速画像をスウェーデンエージェント経由で入手しました。
ポルシェは「マカンEV」2025年モデルのトリプルスクリーンインテリアの画像をいくつか公開し、最先端技術では、ドライバーの前方の道路にナビゲーション指示を投影できるAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイが搭載される予定です。
エクステリアに先駆け公開されたコクピットには、新設計された12.6インチのデジタルインストルメントクラスターと、10.9インチのメインインフォテインメントスクリーンを装備。その間にトグルギアセレクターが配置されるなど、兄貴分カイエン改良型から多くのデザインを取り入れています。
グローブボックスの上にあるオプションのサードスクリーンは、中央ディスプレイと同じ10.9インチで、ビデオをストリーミングしたり、TikTokなどのアプリを使用したりでき、車が動いていても停止していても、この操作を行うことができます。また道路にナビゲーション画像を投影できる新しいARヘッドアップディスプレイは、間違った方向に進むことを未然に防いでくれます。
プロトタイプのフロントエンドでは、スプリットヘッドライトを配置、目立つスポイラーが装備されています。リアエンドでは、全幅のLEDライトバーを配置、エキゾーストパイプはもちろんありません。
ポルシェは、このマカンEVが内燃機関マカンの代替品ではないことを強調、2つのモデルは数年間併売される予定です。
マカンEV市販型は、アウディ「Q6 e-tron」などとPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を共有。バッテリーは100kWhのリチウムイオンユニットだと言われています。
予想されるデュアルモーターのセットアップによる最高出力は612ps、最大トルクは1000Nmを発揮すると予想され、現在最も強力なバージョンである「マカンGTS」の434psを圧倒するスペックとなりそうです。
マカンEVの正式発表は、年内の可能性は低いですが、今後数ヵ月以内と予想されます。