マツダ・キャロルが一部改良。メーター内にリヤパーキングセンサー作動表示灯を追加

■一部改良で約14万円5000円アップ

マツダ・キャロルは、1962年に初代が登場し、現在のマツダ・ラインナップの中で最も古い車名になっています。

初代は、1970年に販売が休止(中断)するものの、1989年に2代目が登場し、その名も復活を遂げています。2代目はスズキ・アルトとプラットフォームやシャーシなどを共有し、3代目も2代目と同じようにアルトと車体などを共有化。1998年の4代目以降は、スズキ・アルトのOEMモデルになっています。

マツダ・キャロルのエクステリア
マツダ・キャロルのエクステリア

2023年12月13日、現行キャロルが一部改良を受け、12月22日から販売が開始されると公表されました。今回の一部改良では、法規対応のため、全グレードのメーター内にリヤパーキングセンサー作動表示灯が追加されています。

また、「HYBRID GS」のボディカラー「ピュアホワイトパール」が廃止され、新たに「ホワイト」を設定。そのほか、仕様変更や原材料価格の高騰などに伴い、価格が改定されています(約14万円5000円のアップ)。

現行アルト/キャロルは、軽量ボディを活かしたスムーズな走りが美点で、街乗り中心であれば静粛性や乗り心地の面でも十分に満足できるはず。

安全性では「サポカーS・ワイド」に該当し、被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトなどが備わっています。一部改良で価格アップとなりましたが、最近の軽自動車の中では依然としてコスパの面でもメリットがあります。視界や取り回しもよく、ビギナーにもオススメできる軽自動車です。

●価格
「GL」:114万4000円(2WD)/127万4900円(4WD)
「HYBRID GS」:124万3000円(2WD)/137万3900円(4WD)
「HYBRID GX」:140万4700円

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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