■V8をチューニング、驚異的な最高出力880psと最大トルク1,490 Nmを発揮
チューニングブランド「マンソリー」は、メルセデスAMGの高性能セダン、「S63 Eパフォーマンス」をベースとする新カスタムカー(コンプリートカー)を公開しました。
マンソリーはメルセデスとマイバッハの最新世代のSクラスに深く関わっており、これまでにも両フラッグシップセダン向けのチューニングパッケージを発表してきました。
公開されたカスタムカーは、メルセデスAMG S63 Eパフォーマンスをベースにスーパーカーに匹敵するパフォーマンス数値をもたらしているため、従来のチューニングパッケージとは異なります。
マンソリーにより再設計されたボディキット、大径ホイール、張り替えられたインテリアでアップグレードするとともに、出力を向上させることにより、コンプリートカーとして完成させています。
エクステリアは、より大きな冷却開口部を備え再設計されたグリル、Nacaダクトを備えたカーボンファイバーボンネット、カスタムLEDデイタイムランニングライト、特大のサイドギル、より目立つバンパーエクステンションなど、過激なデザインが目を引きます。
後部では、リアディフューザーにオプションのF1スタイル・ブレーキライトが用意され、スポーツエグゾーストシステムには、クワッドテールパイプが標準装備されています。また足回りには、タイプFD.15ブラックダイヤモンドの22インチ鍛造アロイホイールを装着。これらの変更が、ダウンフォースの増加に貢献していると主張しています。
キャビンは高品質のレザーで張り替えられ、縫い目は外装色に合わせて様々な色が選択可能です。そのほかのインテリアのアップグレードには、アルミニウムペダル、カーボンインレイ、ブランドのフロアマットが含まれています。
ベースとなるメルセデスAMG「S63 Eパフォーマンス」は、最高出力802ps/最大トルク1,430Nmを発揮するPHEVパワートレインを搭載、Sクラスの最も強力なバージョンです。マンソリーは電気モーターには手を入れず、4.0リットルV8ツインターボをチューニングすることで、これらの数値をさらに驚異的な最高出力880ps/最大トルク1,490Nmに引き上げました。
この結果、0-100km/h加速はランボルギーニ「アヴェンタドール」を上回る2.8秒(マイナス0.5秒)で駆け抜け、最高速度は320km/h(約200マイル)という爆発力を発揮します。