パガーニのハイパーカーは軽さが命! EVモデル登場は最速でも2020年代終わりか?

■初のEVハイパーカーは「ユートピア」デザインを参考に

ハイパーカーメーカーの「パガーニ」は、「イモラ ロードスター」を発表したばかりですが、EVモデルの導入は慎重に検討されており、最速でも2020年代後半の登場となりそうです。

パガーニ ユートピア
パガーニ ユートピア

イモラ ロードスターは、6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力850ps・最大トルク1,100Nmを発揮するハイパーカーですが、主にカーボンファイバーを惜しみなく使用したおかげで、重量は1,260kgに抑えられています。

同社の創設者であるオラシオ・パガーニ氏は、息子のクリストファー氏とともに「ユートピア」のアジア太平洋発表会を開催。2人はメディア関係者の質問に答え、パガーニのエレクトリックハイパーカーはすぐには登場しないと語りました。

軽量であることは、常にパガーニの最も重要な利点の一つであり、バッテリー電動パワートレインへの切り替えは、車両の重量と全体的なパフォーマンスに悪影響を与えるだろうとオラシオ氏は述べました。また「あまりに違うので、楽しみが失われてしまう」とオラシオ氏は語ったようです。

パガーニ ユートピア
パガーニ ユートピア

英Autocar誌によると、パガーニは2018年に開始したEVの研究活動を放棄したとのことですが、独自調査によると、電気技術への投資を継続し、将来使用するためのバッテリーと電気モーターの開発していることがわかりました。ただし、同社がゼロエミッションのハイパーカーを発売するまでにはまだ時間がかかりそうで、2028年~2029年ごろと予想されます。

なお、パガーニ初のフルエレクトリックハイパーカーは、「ユートピア」がデザインのベースになるとも噂されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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