■最高出力はbZ4X全輪駆動の218psから400psへ向上か?
トヨタは現在、フルエレクトリックSUV「bZ5X」を開発中と見られますが、その市販型デザインを大予想しました。
同社は2022年12月、「バッテリーEV戦略に関する説明会」において、「bZ4X」に続く新たなbZシリーズ4台を発表。それが「bZスモールクロスオーバー」「bZSDN」「bZコンパクトSUV」「bZラージSUV」の4車種で、bZ5XはラージSUVの市販型となります。
市販型では、トヨタ「ハイランダー」が採用する「TNGA」に基づく「GA-K」プラットフォームの拡張バージョンを使用。実質的にはハイランダーに代わるBEVバージョンとなります。
予想CGでは、トヨタのEVおよびハイブリッドラインナップに共通の特徴である「ハンマーヘッドシャーク」の顔を維持すると予想されますが、サイドキャラクターラインをシンプルに、タイヤハウス膨らみラインを入れることで、ワイド感が強調されそうです。
ハンマーヘッドラインに変化を持たせ、縦型ラインを強調、よりくっきりとした顔付きに変貌しそうです。またディフューザーもライトデザインから繋げた縦型ラインに、また逆L字型メッキ装飾なども予想されます。
後部では、フェンダーの上に伸びるLEDテールライトが、エクステリアのハイライトの1つとなるでしょう。
bZ5Xの全長は197インチ(5m)近くに達し、トヨタ・ハイランダーと同等のBEVとなります。
キャビン内は明かされていませんが、bZ4Xとダッシュボードのデザインを共有し、アップグレードされた技術を搭載するほか、より上質なトリムが予想されます。また、最新のToyota Safety Sense機能を含む進化した先進運転支援システム (ADAS) も期待できるでしょう。
技術仕様については依然として秘密のままですが、より大きなサイズと重量を考慮すると、bZ4Xの71.4kWhユニットと比較して大容量のバッテリーパックが搭載され、航続距離が向上。充電速度も高速化されるはずです。
性能の面では、おそらくデュアル電気モーターセットアップを採用、全輪駆動(AWD)機能と強力な加速を可能にし、最高出力はbZ4X全輪駆動の218psから400psへ向上するとも噂されています。
bZ5X市販型のワールドプレミアは、2025年初頭と予想されます。またスバル「ソルテラ」がbZ4Xの兄弟として販売された戦略に続いて、スバルブランドバージョンのベースとして機能する可能性もあるほか、レクサスバージョンも期待されています。