「EQG」でGターンを敢行! メルセデス・ベンツCEO自ら試乗した動画が公開

■EQGは通常のモデルよりも高性能なオフローダーである可能性

メルセデス・ベンツのCEO、オラ・ケレニウス氏が「Gクラス」のフルエレクトリックバージョンとなる「EQG」プロトタイプを試乗する動画を公開しました。

メルセデス・ベンツ EQG プロトタイプ ティザーイメージ
メルセデス・ベンツ EQG プロトタイプ ティザーイメージ

フルEVとなるEQGは購入者を魅了するため、ICEモデルのGクラスに匹敵する性能の高いオフローダーとして開発されたようです。

メルセデス・ベンツ EQG プロトタイプ ティザーイメージ
メルセデス・ベンツ EQG プロトタイプ ティザーイメージ

EQGの開発における課題の1つは、3つのロッキングディファレンシャルを備えた標準モデルと同様に、困難な地形にも確実に適合するようにすることでした。

これを念頭に置いて、メルセデス・ベンツは他の一部のEVのようなデュアルモーターのセットアップを選択せず、4つの電気モーターを搭載しました。

これは、オフローダーにとって、いつでもどこでも必要なときに、トルクを各車輪に伝達できることが重要であるためです。

動画でケレニウス氏は、巨大な岩の上を走ったり、凸凹した砂利道や未舗装の道路を走ったりしたほか、メルセデスが「Gターン」と呼ぶ360度スピンを実行。EQGが通常のモデルよりも高性能なオフローダーである可能性があることを示唆しています。

Gターンシステムの恩恵により、EQGを90度回転させることも可能です。これは急な方向転換が必要な狭いトレイルで特に役立ちます。

メルセデス・ベンツは、EQGがどのくらいのパワーを生み出すのか1回の充電でどのくらいの距離を走行できるのかについては明らかにしていませんが、2024年に発表され、2025年モデルとして導入されることは確実です。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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