■EQGは通常のモデルよりも高性能なオフローダーである可能性
メルセデス・ベンツのCEO、オラ・ケレニウス氏が「Gクラス」のフルエレクトリックバージョンとなる「EQG」プロトタイプを試乗する動画を公開しました。
フルEVとなるEQGは購入者を魅了するため、ICEモデルのGクラスに匹敵する性能の高いオフローダーとして開発されたようです。
EQGの開発における課題の1つは、3つのロッキングディファレンシャルを備えた標準モデルと同様に、困難な地形にも確実に適合するようにすることでした。
これを念頭に置いて、メルセデス・ベンツは他の一部のEVのようなデュアルモーターのセットアップを選択せず、4つの電気モーターを搭載しました。
これは、オフローダーにとって、いつでもどこでも必要なときに、トルクを各車輪に伝達できることが重要であるためです。
動画でケレニウス氏は、巨大な岩の上を走ったり、凸凹した砂利道や未舗装の道路を走ったりしたほか、メルセデスが「Gターン」と呼ぶ360度スピンを実行。EQGが通常のモデルよりも高性能なオフローダーである可能性があることを示唆しています。
Gターンシステムの恩恵により、EQGを90度回転させることも可能です。これは急な方向転換が必要な狭いトレイルで特に役立ちます。
メルセデス・ベンツは、EQGがどのくらいのパワーを生み出すのか1回の充電でどのくらいの距離を走行できるのかについては明らかにしていませんが、2024年に発表され、2025年モデルとして導入されることは確実です。