■EPA航続距離249マイル(401km)は480km程度まで改善される可能性
アウディのフラッグシップ4ドアスーパーカー「e-tron GT」改良型と見られるプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
e-tron GTは、ポルシェと共同開発したEV専用「J1」プラットフォームを採用、タイカンと40%のコンポーネントを共有する兄弟モデルとして2021年に発売されました。
2023年9月にはアウディスポーツ40周年を記念して、「アイス・レース・エディション」を欧州99台限定で発売することを発表していますが、いよいよ初の大幅改良が行われます。
捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、垂直エアカーテンと水平バーが廃止されています。また、新しいフロントバンパーに装備されている、新設計のハニカムメッシュ・エアインテークは、まるで口角が上がった笑顔のようです。閉じたグリルの形状は隠されていますが、数週間後には判明すると思われます。
LEDデイタイムランニングライトは現行型から引き継がれているようですが、これは初期プロトタイプのため、今後デザイン変更される可能性が高いです。
側面では、サイドスカートとドア下部トリムがカモフラージュされており、同様にアップデートされる可能性があることが示唆しています。後部では、リアバンパーが微調整されているほか、ディフューザーも刷新されています。
内部では、追加の標準装備と、アプリストアへのアクセスを備えた最新のインフォテインメントシステムを搭載。後者を使用すると、ドライバーはSpotify、TikTok、The Weather Channel などのサードパーティアプリをダウンロードできます。
現行モデルでは93.4kWhのバッテリーパックが搭載されており、最高出力530psを発揮するデュアルモーター全輪駆動システムに電力を供給します。 このセットアップにより、0~96 km/hまで3.9秒で加速し、245km/hの最高速度に達します。
また、高性能モデル「RS e-tron GT」では最高出力646psを発揮、これにより0-96km/h加速は3.1秒に短縮され、最高出力は250km/hのパフォーマンスを持ちます。
このスペックがさらに向上するか現段階では不明ですが、EPA航続距離249マイル(401km)は480km程度まで改善される可能性が高いといいます。
そして最大の注目は、兄弟モデル・ポルシェ「タイカン」改良型で導入が濃厚なスーパーモデル「ターボGT」(仮称)に値する新グレードの登場ですが、現在までプロトタイプは目撃されていません。