日本導入も検討中。ヒョンデ4ドアクーペ「アイオニック6」の高性能「N」は670馬力オーバーも

■コンセプトEV「RN22e」からデザイン継承

ヒョンデは11月に開催されたロサンゼルスモーターショー2023にて、コンパクトクロスオーバー「アイオニック5」の高性能モデル「N」を発表しましたが、兄貴分「アイオニック6 N」への期待が高まっています。

ヒョンデ RN22e
ヒョンデ RN22e

「N」は、2015年秋に立ち上げられた高性能ブランドです。ライバルのパフォーマンス部門と比較するとまだ初期段階にありますが、すでに「i30 N」「i20 N」「エラントラ N」 など、世界で高い評価を受けているモデルを多数生産しています。

そしてアイオニック5 Nにより、ヒョンデのパフォーマンス部門は、EVが運転することが楽しいものであることを証明したいと考えているようです。

ヒョンデ RN22e
ヒョンデ RN22e

まだ公式発表はされていませんが、「アイオニック6 N」は「アイオニック5 N」よりもさらに高いパフォーマンスを提供し、2025年にも発売される可能性があるようです。

同ブランドは2022年7月、韓国で開催した「N Day 2022」において、高性能な「N」ブランドのコンセプトEV「RN22e」を発表しましたが、このモデルは「アイオニック6」をベースとしており、「N」市販型が多くのデザインを流用すると見られています。

またアイオニック5 Nからも多くのコンポーネントを流用する可能性が高く、拡張された84kWhバッテリーパックと、通常モードで最高出力601ps、ブーストモードで641psを生み出すアップグレードされたフロントとリアの電気モーターが含まれるはずです。

ただし、6 Nでは、最高出力が最大で670psオーバーとも噂されているほか、5 Nより低いボディにより、高い動力パフォーマンスを生み出すことが期待できそうです。

またアイオニック5 Nと同じドライバー重視のモードは、すべて6 Nにも採用される可能性があり、同じ8速デュアルクラッチトランスミッション機能と、ドライバーを模倣できるN Active Sound+モードが含まれる可能性があります。

アイオニック6は、日本導入も検討していると伝えられているほか、高性能「N」モデルの発売も予定されており、「アイオニック6 N」も期待できそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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