■価格は税抜きでも1億1500万円以上が確定
ドイツのエンジニアリング会社「HWE」が、メルセデス・ベンツ「190E Evo II」を再発売するプロジェクトをスタートさせていることがわかりました。
1984年に誕生した190Eは1986年にDTMに参戦、その後1989年に市販モデルとなる「190E Evo I」を限定500台で発売、翌1990年には、よりエアロダイナミクス性能が高められた「190E Evo II」が発売され、DTMで圧倒的成績を残し、伝説のツーリングカーとなりました。
そして35年の月日を経て、ドイツのモータースポーツおよびエンジニアリング会社HWAによって現代化され、再発売されます。
同社は修復プロジェクトに既存の車を使用するかどうかについては明らかにしていませんが、状態の良いベースモデルを見つけるのがほぼ不可能であることを考えると、その可能性は低いようです。
HWAによると、「最先端の技術」を備えた伝説を再構築すると述べています。 生産はわずか限定100台で、2025年後半に発売予定となっています。
オリジナルの190E Evo IIは、最高出力235ps/7,200rpmを発揮する2.5Lエンジンを搭載していましたが、HWAは、パワートレイン、シャシー、ブレーキ、空力、安全性に大幅な変更が加える計画を持っており、生まれ変わったエボIIのティザースケッチには、後部に巨大なウイングを備え、再設計されたスポーツセダンが示されています。
注目の価格ですが、新車時に非常に高価だったオリジナルの車と同様に、現代化されたパフォーマンスセダンも安くはないようです。HWAによると、開始価格は、VAT(欧州付加価値税抜)きで71万4000ユーロ(約1億1500万円)と発表されています。
果たして日本でも、その勇姿を再び見ることはできるでしょうか。