■ギアセレクターはかなりコンパクトなサイズに進化
アウディのフラッグシップ・クロスオーバーSUV「Q7」(クーペSUVではQ8)次世代型の開発がスタート、その初期プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第2世代となる現行型Q7は2015年にデビュー。現在2度目の大幅改良に取り組んでいますが、今回捉えたのは2026年にデビューが予想される次世代型ハイブリッドQ7です。
トップブランドとしては異例ともいえる、11年ぶりフルモデルチェンジはどんな進化が見られるのでしょうか。
動力計を牽引しているプロトタイプは、開発初期のため現行ボディコンポーネントを主に流用していますが、ホイールエクステンションを装着しており、次世代型トレッドが広くなることを示唆しています。
また、前後ホイールアーチの高さが異なっており、第3世代へ向けた新設計エアサスペンションをテストしている可能性がありそうです。
キャビン内ではテスト機器が多数見られ、開発初期だとわかります。Q7の前回の大幅改良ではデュアルスクリーンを装備しましたが、次世代型では、中央のタッチスクリーンがブランド史上、最大級になると噂されています。また、プロトタイプには小さなギアセレクターが付けられていることから、かなりコンパクトなサイズに進化すると予想されます。
パワートレインは、クーペSUV「Q8」とともに、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、フルエレクトリックパワートレインが提供されますが、主要モデルの1つである3列シートを引き続き提供するのはQ7のみとなります。
Q7はすぐに改良型を投入するため、次世代型のデビューは2025年までは登場しないと思われます。また、中国と北米市場をターゲットとして、フラッグシップ「Q9」SUVも噂されており、登場すればメルセデス・ベンツ「GLS」やBMW「X7」にとって強力なライバルとなるはずです。