日本市場も狙うヒョンデの最高級SUV「アイオニック7」、市販型でバタフライドアを採用!?

■より強力なデュアルモーターセットアップを搭載している可能性

ヒョンデが現在開発中と噂されるフラッグシップ・クロスオーバーSUV「アイオニック7」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット

アイオニック7は、2022年に初公開された近未来SUV「セブン・コンセプト」の市販版と伝えられています。

ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ アイオニック7 市販型プロトタイプ スパイショット

ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、ディテールを厳重に隠しています。

ですが直立したノーズ、スリムなLEDデイタイムランニングライトが確認できます。そのほか、ルーフレール、ブラックアウトされたルーフ、フレアホイールアーチ、ウィンカー付きの同色サイドミラーを装備しています。

しかし、コンセプトモデルで見られた刺激的なバタフライドアは失っているようです。側面ではフラッシュドアの採用が濃厚で、後部では垂直型LEDテールライトを備えたミニマルなデザインが予想されます。

注目は、このプロトタイプは以前捉えた開発車両よりもスポーティな合金ホイールを装着していることで、より強力なデュアルモーターセットアップを搭載している可能性がありそうです。

市販型では、起亜EV6およびEV9も支えている同ブランドの「e-GMP」電動プラットフォームを採用するものと思われます。起亜では、後輪に最大218psを出力するエントリーレベルのシングルモーターバージョンと、最高出力385psを発揮するデュアルモーター全輪駆動を提供。今後は高速な最高出力585psのGTモデルが用意されますが、これらがアイオニック7にも流用される可能性があります。

アイオニック7が発売されれば、市場ではボルボ「EX90」やBMW「iX」と対峙しますが、最大の注目は日本市場への導入でしょう。起亜は2024年以降も積極的な新型モデル導入を示唆しており、日本発売の可能性もありそうです。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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