■新型の大容量バッテリーと充電器の採用で利便性をアップ
電動アシスト自転車を普及させた立役者といえば、世界で初めて世に送り出したヤマハ発動機、そして子ども乗せ自転車が浮かびます。筆者も子ども乗せタイプを10年ほど前に購入した際には、もっと早く買えば良かったと思わせてくれる買い物でした。
2024年モデルの「PAS」シリーズを順次、発表しているヤマハ発動機は、20型の小径子ども乗せタイプ「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」「PAS Babby un(パス バビー アン)」「PAS Kiss mini un SP(パス キッス ミニ アン スーパー)」を2024年1月31日から順次発売します。いずれのモデルも幼児2人同乗基準に適合しています。
「PAS un」シリーズは、快適な乗り心地と便利な機能を備えているのが特徴です。2024年モデルは、コンパクトで使いやすくなった新型の大容量バッテリーと充電器の採用がトピックスです。
バッテリーは、従来モデルよりも0.4Ahの容量アップを実現するとともに、450gの軽量化、約20%の小型化も両立。小型・軽量化により持ち運びが楽になり、従来よりも充電場所も取らずに済みます。なお、「PAS un」シリーズは、6つ星中6つ星となる、同社で最高レベルのアシストレベルが与えられています。
さらに、バッテリーのハンドルが広くしっかり握れる形状になり、子どもや荷物を抱えたままでも持ち運びがしやすくなっています。バッテリーの向きの誤認を避ける左右非対称デザインの採用によって車体や充電器への脱着もスムーズできます。
「PAS Babby un SP」「PAS Babby un SP coord.」は、子どもの頭部を270度包み込むリヤチャイルドシートを備えたオシャレなスタイリングが目を惹きます。「PAS Babby un SP coord.」は、こだわりのパーツ配色によりカラーコーディネイトが楽しめる仕様です。適応身長も若干高めに設定されています。
カラーバリエーションは、前者にナチュラルな雰囲気の「ミスティグリーン」と上質感のある「ピュアグレー」が新たに加わっています。後者には、落ち着いた温かみのある「ブリックレッド」、知性と華やかさを抱かせる「マットスモーキーブルー」を新設定。
「PAS Kiss mini un SP」は、子どもを足元まで包み込む繭型フロントチャイルドシートの搭載などにより安心感を高め、使いやすさや快適性も追求。2024年モデルには、落ち着いた温かみのある「ブリックレッド」が新たに追加されています。
■PAS Babby un SP
●全長1785×全幅580×サドル高:730~865mm
●適応身長の目安(幼児2人同時乗車時):142cm以上(146cm以上)
●一充電あたりの走行距離:53km(強モード)、59km(スマートパワーモード)、77km(オートエコモードプラス)
●価格:17万8200円
●発売日:2024年1月31日
■PAS Babby un SP coord.
●全長1785×全幅580×サドル高:740~865mm
●適応身長の目安(幼児2人同時乗車時):144cm以上(149cm以上)
●一充電あたりの走行距離:53km(強モード)、59km(スマートパワーモード)、77km(オートエコモードプラス)
●価格:18万400円
●発売日:2024年2月16日
■PAS Babby unリヤチャイルドシートなしモデル
●全長1720×全幅580×サドル高:730~865mm
●適応身長の目安:142cm以上
●一充電あたりの走行距離:53km(強モード)、59km(スマートパワーモード)、77km(オートエコモードプラス)
●価格:16万9400円
●発売日:2024年2月16日
■PAS Kiss mini un SP
●全長1720×全幅580×サドル高:730~865mm
●適応身長の目安(幼児2人同時乗車時):142cm以上(146cm以上)
●一充電あたりの走行距離:54km(強モード)、60km(スマートパワーモード)、80km(オートエコモードプラス)
●価格:18万2600円
●発売日:2024年1月31日
(塚田勝弘)