ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS CITY-SP5」発売。新型大容量バッテリーと充電器を採用

■通勤、通学などの長距離走行に向く走りと高い積載性を実現

コロナ禍で電動アシスト自転車の販売が拡大したこともあり、主流の子ども乗せ自転車(ママチャリ)から、多様なタイプが登場しています。

街中で見ていても老若男女、ユーザー層も拡大している感があります。電動アシスト自転車のパイオニアであるヤマハ発動機では、今冬から多彩な2024年モデルをリリースしています。

ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS CITY-SP5」
ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS CITY-SP5」

「PAS CITY-SP5(パス シティ エスピーファイブ)」は、通学・通勤向け27型電動アシスト自転車で、2024年モデルが12月15日に発売されます。

「PAS CITY-SP5」の2024年モデル
「PAS CITY-SP5」の2024年モデル

長距離走行に向く「PAS CITY-SP5」は、荷物が多い通学、通勤などで使いやすく、便利な機能が充実したモデル。登坂などの高回転ペダリング時でものびやかで、快適なアシストフィーリングが得られるなど、シーンに合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーモード」が搭載されています。

また、27型リム、太めのタイヤの組み合わせと、内装5段変速などによる快適な走りも、長距離走行での疲れを軽減。また、大型バスケット(約25L)、ステンレス製リヤキャリヤ、両立スタンドなど、積載性や利便性を高める装備も充実しています。

バッテリーの向きの誤認を避ける左右非対称のデザインを採用
バッテリーの向きの誤認を避ける左右非対称のデザインを採用

2024年モデルで最大の注目点は、コンパクトで使いやすく進化した新型大容量バッテリーと充電器の採用です。新型の大容量バッテリーは、従来モデルよりも0.4Ahの容量アップを実現。それでいながら、450g軽量化され、約20%の小型化も達成しています。

さらに、ハンドル部分が広くしっかり握れる形状になり、荷物を抱えたままでも持ち運びがしやすくなっています。さらに、バッテリーの向きの誤認を避ける左右非対称のデザインにすることで、車体や充電器への脱着がスムーズにできるようになっています。ロゴなどのグラフィックをレーザーで刻印することで、高級感を抱かせる仕立てになっています。

小型軽量化された新型バッテリー
小型軽量化された新型バッテリー

カラーバリエーションは3色。人気のある「マットネイビー(ツヤ消し)」「ミラーシルバー」のほか、上質感があり大人っぽい雰囲気が魅力の「バーガンディ」が新たに追加されています。

●全長:1880×全幅:585×サドル高:800~935mm
●適応身長の目安:154cm以上
●一充電あたりの走行距離:53km(強モード)、61km(標準モード)、88km(オートエコモード)
●価格:15万2900円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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