■最高出力が「Rパフォーマンス」レベルの330psへ向上する可能性
フォルクスワーゲンは現在、主力「ゴルフ」ファミリーの改良型に着手していますが、その最強ワゴンとなる「ゴルフRヴァリアント」市販型プロトタイプ(8.5世代)をカメラが初めて捉えました。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、白いテープやデカール(転写)、黒い偽装コンポーネントで細部を隠し、現行モデルを装っています。
しかしフロントエンドでは、よりスリム化されたヘッドライトを装備、LEDライトバーで接続されています。「R」のバッジが同じ位置に配置されていますが、グリルの幅が若干スリムになっているようです。
バンパーには、車幅全体にわたる2本の水平バーを備え、改良されたインテークが搭載される予定で、中央のセンサーの両側には角張ったアクセントが見てとれます。
後部を見ると一見現行型と同じですが、LEDテールライトの新グラフィックがデカールで隠されているほか、新設計されたバンパーを装備。円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
キャビン内では、ID.7およびパサート・ヴァリアントと共有、最大15インチのディスプレイが搭載される可能性があり、タブレット型のタッチスクリーンはデジタルインストルメントクラスターと同じ高さに取り付けられます。
現行型パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。最高出力は320ps・最大トルク400Nmを発揮、6速マニュアルまたは7速DSGトランスミッションが選択可能で、全輪駆動が標準装備されています。
果たしてスペックのアップデートはあるか注目されますが、噂では最高出力が「Rパフォーマンス」レベルの330psへ向上する可能性があると指摘しています。
またGTI2024モデルでは、6速マニュアルギアボックスの廃止を示唆していますが、Rも同じ道を選択するのかも注目です。
改良型は、2024年内にデビュー予定で、内燃エンジンを搭載した最後のRになります。しかし、GTIとともにフルエレクトリック時代にも生き続けることが約束されています。