■「e:HEV」ハイブリッドを搭載、最高出力は300psオーバーか
ホンダは2023年10月25日、「ジャパンモビリティーショー2023」にて、2ドアスポーツカー「プレリュード コンセプト」を世界初公開しましたが、その市販型デザインを予想プレビューします。
初代プレリュードは1978年に発売。1982年にデビューした2代目で人気が爆発、当時若者の「デートカー」として一世を風靡しました。1996年から2001年に販売された5代目を最後に生産終了となりましたが、数年前から復活の噂があり、スクープ班でも登場を予想していました。
同社は2022年4月、「四輪電動ビジネスの取り組みについて」という発表内で、今後「スペシャリティ」と「フラッグシップ」という2台の電動スポーツカーをグローバルに販売することを明らかにしており、プレリュード コンセプトが「スペシャリティ」モデルとなります。
市販型デザインは、オリジナルからコンセプトへと継承されている2ドアクーペスタイルを保持、流れる流麗なシルエットは市販型でも健在となります。
ただし市販型では、グリル上部にスリムなエアインテークを追加、ヘッドライトデザインもよりシャープなデザインに変更するなど、よりスポーティなイメージが期待できそうです。また、ヘッドライトからアンダーグリルに繋がる、両サイドのスリッドデザインが超攻撃的な印象になることなどが予想されます。
キャビン内は2+2シートレイアウトを採用、コンセプトでは独立型インフォテインメントディスプレイを採用していましたが、市販型では、デジタルインフォテインメントクラスターと一体型のディスプレイが予想されます。
パワートレインは、軽量化を重要視するためBEV仕様は見送られ、最終モデル同様の2.0リットル直列4気筒エンジンを積みます。しかし、初の電動化は濃厚で、「e:HEV」ハイブリッドを搭載、最高出力は300psを超えてくると予想されます。駆動方式はFFで、マニュアルトランスミッションの設定も期待がかかります。
プレリュード新型の発売は2025年と予想、実現すれば実に24年ぶりとなります。昭和を駆け抜けたデートカーが「Z世代」に受け入れられるのか、注目されます。