■「茄子」をイメージしたボディカラーに、六角DRL装備
先日、リアルに見えるランボルギーニ「ウラカン」のスパイショットらしきものがSNS上で話題になりましたが、実は精巧なCGであることがわかりました。
SNSに上がったのは「ウラカン・スーパートロフェオEVO2」レースカーに似ていましたが、ウラカンの後継車とも伝えられていました。が、これは独立系アーティストの「Jpog」の作品だったのです。
Jpogはフランスの自動車写真家であり、映画監督もこなすCGアーティストで、このCGを「エッセンツァ STO EVO」と命名。2021年にデビューした「スーパートロフェオEVO2」レースカーの公道走行可能モデルとして構想されています。
アグレッシブなバンパー、通気口付きフード、スリムなLEDヘッドライト、通気口が一体化されたワイドなフロントフェンダーは、スーパートロフェオEVO2から引き継がれていることがわかります。
それでも、「茄子」をイメージしたボディカラーのほかに、スーパートロフェオとの違いはあります。ユニークなリアウイングで微調整された空力パッケージが、架空のスーパーカーにさらなるエキゾチックな外観を与えています。また、フロントバンパーでは、六角形のLEDデイタイムランニングライトや、両端のLEDグラフィックも新しいものになっています。
足まわりでの注目は、ポルシェ「992 GT3 RS」から供給された、イエローブレーキキャリパーを備えたセンターロックホイールです。もちろん、これがそのまま発売されることはなく、制作者の遊び心と言えそうです。
ランボルギーニは現在、ウラカン後継モデルの開発に取り組んでおり、このようなエキサイティングな最終モデルが登場するか確認は取れていません。しかし、需要があるようなら、レースカーを反映した同様のボディキットが、アフターマーケット企業によって製造される可能性はあるでしょう。
一方、ウラカン後継モデルは、自然吸気V10エンジンに代わり、プラグインハイブリッドV8エンジンを搭載、2024年後半にデビューすると予想されています。