■「GA-F」アーキテクチャの進化系を採用
トヨタは現在、人気オフローダー「ランドクルーザー」をいくつかのファミリーモデルで構築する計画を持っているようです。
ランドクルーザーは現在、「250」と「300」がラインナップされていますが、今後ピュアエレクトリックと、このベイビーモデルが加わると思われます。
ジャパンモビリティショー2023では「FT-Se」などスポーツコンセプトなどで会場を湧かせましたが、期待された「FJクルーザー」の復活はありませんでした。これで、またその期待が遠のくかと思いましたが、思わぬところから新情報が見つかりました。
日本の商標サイト「知財ウォッチ」に、「ランドクルーザーFJ」の商標登録のニュースが掲載されました。商標登録では「車両、陸上、空路、または水上による移動のための装置」に割り当てられるクラスの申請を提出したようです。
自動車メーカーが名前の権利を確保するために登録しても、それが実際に量産モデルに使用されるとは限りません。しかし、トヨタ自動車は2023年8月2日、新型ランクルシリーズの発表会で、開発中と思われるコンパクトSUVをシルエットで示唆しました。
FJクルーザー後継モデルでは、「GA-F」アーキテクチャの進化系を採用。2021年12月に開かれた「バッテリーEV戦略に関する説明会」で初公開した、「コンパクトクルーザーEV」がベースとなる予定です。全長4390mm・ホイールベース1840mmと、カローラクロスよりややコンパクトになりそうです。
パワートレインは、2.0リットル直列4気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドや、BEVも登場が噂されています。
現在メルセデス・ベンツもベイビー「Gクラス」を開発中とみられ、オフローダーのビッグネームを採用するコンパクトモデルが流行の兆しを見せています。