■全長5メートル、2列5人乗りのシートレイアウト採用
カルマオートモーティブは現在、ブランド初となるクロスオーバーSUV「GX-1」を開発中ですが、そのティザーイメージが公開されるとともに、最終デザインを大予想しました。
カルマオートモーティブは「カルマ」を製造していたフィスカーオートモーティブを買収し、2014年に米・カリフォルニア州に設立したスタートアップメーカーです。
GX-1は当初、2022年後半に発売が予定されていましたが、新型コロナの影響もあり、未だ公開されていません。
デザインはアキュラ「NSX」現行型を手掛けたミシェル・クリステンセン氏を起用、同氏はこのプロジェクトを「一生に一度の挑戦」と表現し、「車両、特に高級エキゾチックモデルの設計には数年かかる」と指摘していました。
しかし後に彼女は続けて、カルマは「ヨーロッパの高級ブランドに匹敵する、低く、長く、速い車を作っている」と述べています。
KOLESA RUから提供された予想CGは、アストンマーティンDBXをベースに制作されたと思われ、流出した特許画像に忠実に再現されています。そのフロントエンドには大型エアインテーク、スリムで鋭いヘッドライトを備えた曲線的なありさまが見てとれます。また、立体感のあるボンネットフードとワイドな下部開口部など、ポルシェ「カイエン」の影響も感じられます。
パワートレインは、BEVであることは濃厚ですがPHEVバージョンが用意される可能性もあります。そのほかわかっていることは、実質的には同じアーキテクチャを採用する「GS-6」セダン次期型のクロスオーバーバージョンとなることで、これが事実なら、全長は200インチ(5m)になると思われ、2列5人乗りシートレイアウトが採用されます。
キャビン内について同ブランドのデザインシニアディレクター、ニコラス・デイビッド氏は、「インテリアは典型的なエキゾチックなものというより、広々としたものになるだろう」と示唆しています。
GX-1のワールドプレミアは、11月11日が有力となっています。