■F1由来の「AMG ONE」ハイパーカーと同レベル
先日、メルセデスAMGが開発中とみられるハイパーEVサルーンの初期プロトタイプを捉えましたが、その有力な情報を入手しました。
メルセデスが「SLS AMG エレクトリックドライブ」の導入により、パフォーマンスEVへの最初の一歩を踏み出したのは2013年でした。 ただし、顧客に販売されたのはわずか9台だけであり、生産台数が100台未満だったアウディR8 e-tronよりもさらに希少でした。
それから10年が経過、現在AMGサルーンには「EQE 53」と「EQS 53」がありますが、メルセデスAMGがゼロから開発した初のEVサルーンが誕生します。
同ブランドは、2022年5月に「AMG.EA」プラットフォームを採用した、4ドアBEVのコンセプトカー「ヴィジョンAMG」を発表、市販型のスペック情報は未確定でしたが、徐々に判明してきました。
2021年にメルセデスが買収した英国の電気モーターメーターの「Yasa」は、AMGが最高出力480psを発揮する電気モーターを搭載するとカーメディアに語ったようです。
ひとつのモーターが前輪を駆動し、もうひとつのモーターが後輪を駆動すると、この高性能電気サルーンは1,000psに達し、最大トルクは1,355Nmを発揮する可能性があります。これは、F1由来の1.6 リットルV型6気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジンと、4つの電気モーターを搭載した1,049psの「AMG One 」ハイパーカーとほぼ同じになるほどの脅威です。
ワールドプレミアは2025年と予想され、車名は「GT4 EV」が有力候補として上がっていると言います。