■クワッドエキゾーストパイプの周囲をブロック状のコンポーネントで武装
BMWは現在、ミッドサイズ「5シリーズ セダン」新型に設定されるICE搭載最強モデル「M5セダン」次期型を開発中ですが、その最終デザインをプレビューします。
KOLESA RUから提供された予想CGは、以前インスタグラムにリークされたプロトタイプをベースに製作、リークされた画像が本物ならば、これが最終デザインとみて間違いないでしょう。
そのリアエンドですが、新設計されたスリムでシャープなブラックスポイラーをトランクリップに装着。助手席側には「M5」のバッジが見てとれます。
円形クワッドエキゾーストパイプの周囲は、ブロック状のコンポーネントで武装しており、中央付近にはディフューザーを装備。バンパーセンターはボディ同色のアクセントを入れるなど、かなりスポーティかつアグレッシブな姿が見てとれます。
側面では、通常の5シリーズよりもワイド化されたフェンダーや、厚めのサイドシルを装着。足まわりは走行中を描いているため確認できませんが、実車ではY字型スポークのブラック仕上げホイールが装着されると思われます。
フロントエンドは、直近のスパイショットをベースに製作しており、こちらもほぼこのデザインを信用していいはずです。
グリル形状はベースモデルと同一ですが、アウトラインをブラック加工し、Mバッジが装着されます。バンパーコーナーには垂直のエアカーテンを配置、下部グリルにはブーメラン型の開口部、中央にはメッシュの巨大インテークが装備されています。
キャビン内のレイアウトは5シリーズ新型と共有しますが、カーボンファイバートリムを備えたシートなどのスポーティなタッチが追加されることは間違いないでしょう。
パワートレインは、SUV「XM」の最強モデル「レーベル・レッド」からプラグインハイブリッドパワートレインを流用、4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーと、29.5kWhバッテリーパック、および8速オートマチックトランスミッションに組み込まれた電気モーターを搭載します。
これにより、XMレーベル・レッドでは最高出力748ps・最大トルク1000Nmを発揮しますが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にあるといいます。
M5セダンのワールドプレミアは、2023年内と予想され、派生ワゴンの「M5 ツーリング」も発売予定となっています。