■最新のAMG GTおよびSLクラスなどスポーツカーと共有するスポーティなシステム
メルセデス・ベンツは現在、人気オフローダー「Gクラス」改良型の開発に着手していますが、その最新情報を入手しました。
ラインナップ頂点に君臨するメルセデスAMG「G63」では、アンチロールバーを連続可変電気油圧システムに置き換えるオプションが提供されると伝えられています。
またアダプティブ・システムは、最新のAMG GTおよびSLクラスで利用可能な「セミアクティブ油圧ロール」安定化機能を備えたサスペンションを進化させたもので、道路速度、ステアリング、角度、体の動き、ドライブモードに基づいてダンピングを変更できます。
ホイールのアーティキュレーションも改善されていると報告されており、機械式アンチロールバーを使用するよりも軽量になります。
メルセデスAMGのサスペンション部門責任者、ラルフ・ハウグ氏はカーメディアに対し「私たちはそれがスポーツカーにもたらす利点を知り、すぐにオフロードモデルに何ができるかを考え始めた」と語っています。
パワートレインにも注目です。現行型では、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は577psを発揮します。改良型では、AMG「GLE63」のマイルドハイブリッドパワートレインが採用される可能性が高く、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、電動アシストを受け最高出力603psを発揮します。
エクステリアでは大きなデザイン変更は行われないと思われ、フロントエンドの微調整程度に収まりそうです。一方、キャビン内は大幅なアップグレードを受けると予想され、SクラスやSLクラスなどのメルセデス製品にすでに搭載されている大型スクリーンが採用される可能性があります。
Gクラス改良型のデビューは、2024年半ばと思われます。