■足まわりにはドリルドツーピースフローティングローターと「ミシュランパイロットカップ2」タイヤを装着
トヨタは現在、世界的人気を誇る2ドアスポーツカー「スープラ」の最強・最速バージョンとなる「GRMN」を開発中ですが、その高速テストを撮影、市販型に超接近しました。
GRMNは「ガズー・レーシング・マスターズ・オブ・ザ・ニュルブルクリンク」の略ですが、その名が示す通り「本拠地」グリーンヘルでの高速テストが開始されました。
捉えたプロトタイプは、トヨタがすべてのGRプロトタイプに使用する黒、赤、白、グレーのラッピングがノーズとテール上部に施されています。しかし、限定900台で発売された「45thアニバーサリー・エディション」に似たエアロパッケージを隠すことは出来ません。
フロントエンドには、カナードやスポイラーリップを備え、側面からは、より硬いサスペンションセットアップよって地面に対し非常に低い位置で走行していることがわかります。
また足まわりには、ドリルドツーピースフローティングローターとレッドキャリパーを備えた強化版ブレーキシステム、「ミシュランパイロットカップ2」タイヤ、軽量の新デザインホイールが装備されており、ノーマルのスープラでないことは明白です。
注目のパワートレインには、BMW「M4 CSL」から供給される3.0リットル直列6気筒ツインターボ「S58」エンジンが供給され、最高出力543ps・最大トルク649Nmを発揮すると予想されていました。しかし、最高出力460psを発揮する「M2」パワーのみを提供する可能性があるといいます。
これは現在BMW「M240i xDrive」とスープラ「RZ」グレードが最高出力387psを発揮する3.0リットルエンジンを共有していることから、GRMNには「M2」のエンジンが移植されるという説です。
スープラGRMNのワールドプレミアは、2024年前半と予想されますが、年内にはスペック確定情報が入ってくる可能性もありそうです。