塚田勝弘 
■「JMS2023」だけの化粧が施されたコンセプトカーを見るチャンス
スズキのブースでは、今すぐ市販されても不思議ではない高い完成度を誇るモデルが2台出展されていました。1台は次期スイフトのコンセプトカーである「スイフト スポーツ」です。また、すでに2023年度内の発売が予告されている商用軽バンのバッテリーEV（BEV）の「e EVERY CONCEPT」も展示されています。
さらに、新型ホンダN-BOXなどがライバルになる軽スーパーハイトワゴンの「スペーシア コンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」の市販仕様は、公式ホームページ（ティザーサイト）に「もうすぐ登場」と出ていて、内外装をチェックできます。
広大なキャビンと使い勝手に優れたラゲッジスペース、軽トップクラスの乗降性を備えた、軽スーパーハイトワゴンのスペーシア。
その新型を示唆する「スペーシア コンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」は、「ジャパンモビリティショー2023」専用となる化粧が施されているのが特徴で、純正アクセサリーでは購入できないパーツも装着されています。
従来型は「スーツケース」を、新型は「コンテナ」をイメージさせるエクステリアは、典型的な2ボックススタイルに加えて、とくに「スペーシア カスタム コンセプト」は、押し出し感が増した顔つきに注目です。
「スペーシア コンセプト」は、このまま市販化されても人気を集めそうなルーフラックを備え、オートキャンプなどのアウトドアシーンで活躍するイメージが浮かんできます。
室内が広いのはもちろんのこと、インパネの質感向上や後席に軽自動車初と思われる「マルチユースフラップ」が用意されていて、オットマンとして使用できるなど、後席アームレストも含め軽自動車の座り心地にも革命をもたらしそうです。
そのほか、全方位モニター付メモリーナビゲーション（スズキコネクト対応）、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドのスイッチも確認できるほか、最新の安全装備である「デュアルブレーキサポートII」も用意されます。
既述のように、近いうちに登場しそうな市販仕様と異なる化粧が施された「スペーシア コンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」の実車を見ることができるのは、「ジャパンモビリティショー2023」の会場のみなので、お見逃しなく！
（文・写真：塚田 勝弘）
