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■次世代BEVに搭載される予定の新技術の数々を見られるのが面白い!
東京・有明にある東京ビッグサイトを中心に開催されているジャパンモビリティショー2023。2023年10月28日から一般公開となります。
これまでは東京モーターショーとして開催されていましたが、自動車業界の枠を超えて、他産業やスタートアップなど、日本の未来を新しい仲間と一緒に創っていくショーにするため、ジャパンモビリティショー2023と名称を変更し、参加社数は、前回の192社を大きく上回る475社、団体と過去最高を記録しています。
ここでは、筆者がプレスデーの2日間で約2万9000歩、足で稼いだジャパンモビリティショー2023の見どころと超私的な攻略ルートを紹介します。
●ラリーカーやレーシングカー、スーパーカー、はたらく車が飾られる駅近くの石と光の広場
まず、ジャパンモビリティショー2023の会場となる東京ビッグサイトに入る前に、りんかい線国際展示場駅、ゆりかもめの東京ビッグサイト駅近くの石と光の広場に行きましょう。
プレスデーは何もありませんでしたが、10月27日~28日は歴代のラリーカーやレーシングカーのレプリカが勢揃いする「Concorso di Replica 2023」を開催。
そして10月29日~31日はフェラーリやランボルギーニ、アストンマーティンといった世界を代表するスーパーカーがやってくる「TOKYO SUPERCAR DAY 2023 in JMS」を開催。
11月3日は2005年に岩手県の雫石でスタートし、現在では商店街や地域活性化に貢献するイベントとなった「軽トラ市 in JAPAN MOBILITY SHOW 2023」を開催し、50台以上の車両が出展予定。
そして11月4日~5日は、過去の開催でも大人気だった「働く車大集合」を実施し、自衛隊をはじめ、消防など、防災や安全に関する車両を展示する予定です。
●南展示場のトミカコーナー、東京オートサロン2024ブースも見逃すな!
ジャパンモビリティショー2023の会場となる東京ビッグサイトに到着したら、まず向かってもらいたいのが南展示場です。4階の3・4ホールにはトミカーコーナーがあり、このジャパンモビリティショー2023でしか購入できない限定モデルがあるので、まずゲットしましょう。
また、日本スーパーカー協会によるスーパーカーの展示や、お子さんたちが車作りを体験できる「アウトオブキッザニアインJMS2023」があります。
当日空きがあれば参加できますが、事前予約をしておくことをおススメします。対象は小学校1年生~6年生で参加料が必要です。
●西展示場屋上「ジャパンミートショー」でお腹を満たせ!
南展示場でミニカーをゲットし、キッザニアで働き、東京オートサロンブースでカスタムカーを見たら、西展示場屋上で開催されているお笑いタレントのはっしーさんプロデュースの「ジャパンミートショー」でエネルギーをチャージしてください。
肉好きな私も食べに行ったことのある渋谷の新井屋さんやブルズ、焼肉芝浦といった焼肉の名店が14店舗出店。黒毛和牛チーズハンバーガーや焼ショウロンポウ、飲めるハンバーグなど、様々な肉グルメが堪能できます。
●西展示場1階「Personal Mobility Ride」
エネルギーをチャージしたらエスカレーターで、西展示場1階で開催されている試乗体験プログラム「Personal Mobility Ride」で、近未来モビリティの試乗体験をしましょう。
歩行者と同じくらいの速度で移動するパーソナルモビリティ&ユニークモビリティや、時速15km/h程度の走りが楽しめるパーソナルモビリティや電動キックボードの試乗が可能です。
また、ホンダUNI-ONEというパーソナルモビリティを使用した新たなアトラクションも体験できます。
●西展示場4階のサプライヤー展示で最新技術を堪能
西展示場1階で、次世代モビリティを体験したら、西展示場4階のサプライヤーの展示を廻りましょう。試乗した次世代モビリティや車に搭載されている最新技術を見ることができます。
●東展示場で自動車メーカー各社のパワーを感じよう
西展示場で最先端の技術を見たら、約10分程度歩いて、東展示場に移動します。東展示場は自動車メーカーのブースが並んでいます。
超私的な見どころとして、まず1ホールのいすゞ/UDトラック、三菱ふそう、日野のトラックやバスを見てください。BEV(電気自動車)だけでなく、燃料電池車(FCEV)など、様々なエネルギーを使用した車両が展示されています。
ホール中程にあるブリヂストンブースでは、発電するタイヤ。そしてトピー工業では走行中発電するホイールを展示しています。走行中に充電できれば、電欠する心配も減ります。
東4~6ホールでは、レクサスブース裏にある次世代電池パフォーマンス版とギガキャストが必見です。ブースに展示されている次世代BEVに採用されている技術なので、スタッフの説明を聞くとレクサスのBEVの取り組みがより理解できます。
続いて見てもらいたいのが、今回初出展となるBYDブースです。BYDが展示している車はすべてBEVで、中国ではすでに販売されています。なかでもラグジュアリーブランド“ヤンワン”の高級SUV、U8は必見です。
U8は11時と14時半の2回、その場で車が回転するタンクターンのデモンストレーションを行いますので、映え画像を撮影してみてください。
そして、個人的に最もモビリティショーを表現していると感じたのが東7ホールです。水素エンジンを搭載したレーシングカーをはじめ、船や雪かきなどのドローンなど様々なモビリティを見ることができます。
また、東展示場の外側では、最新のBEVや運転支援機能を体験できるコーナーもあります。
東京モーターショーからジャパンモビリティショーになり、体験できるアトラクションが増えて最新のモビリティを体感できるのが醍醐味と言えるでしょう。
(文・写真:萩原 文博)