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■地味と派手が共存するホンダブース
自動運転タクシーなどが注目の的となる東ホール6のホンダブースですが、これは楽しい! と思う2つの展示を紹介しましょう。
ひとつはホンダとコマツが共同で開発したバッテリー交換タイプのマイクロショベルカーで「地味ながらわくわく」する存在、もうひとつがホンダジェットエリートIIで「派手でわくわく」する存在です。
●なぜかほしくなるマイクロショベルカー
家に庭があるわけでもないのに、なぜかほしくなってしまうのがマイクロショベルカー。
ビルの建設現場などで働く本格的なショベルカーも見ていて楽しい存在ですが、小さな庭などで使えそうなマイクロショベルカーはいつ見てもワクワクする存在です。おそらく、大きなショベルカーと同じ形、同じ動きをするのに、そのサイズがぐっと小さく凝縮されているのが魅力なのでしょう。
ホンダブースに展示されているショベルカーはコマツと共同で開発したPC-05E。じつはさらに小さなPC-01Etというモデルも存在するのですが、このPC-05Eでも十分にキュートで地味にワクワクしちゃうモデルです。
搭載されるバッテリーはホンダ・モバイルパワーパックeで100Vでの充電も可能。このホンダ・モバイルパワーパックeは電動スクーターなどのバッテリーとしても使われます。
マキタの電動工具用のバッテリーが工具にも掃除機にも電動自転車にも使えるのと同じように、バッテリーを標準化してさまざまな機器に使えるようにするという発想で、EV化に大きな可能性を持たせるシステムといえるでしょう。
●あこがれのホンダジェットのコクピットに座れる
モーターショーはもちろん、ディーラーの展示車であっても運転席に座れるのはなんともうれしいものです。それが普段は見ることもあまりないプライベートジェット機となれば、このチャンスを逃すわけにはいかないでしょう。
ホンダのブースには最新のホンダジェットエリートIIの実物大モデルを展示。なんと太っ腹なことに、このモデルに乗り込むことができます。液晶画面に地図が表示され、各種のスイッチ類が並ぶコクピットは乗り物好きならたまらない雰囲気にあふれています。
豪華な雰囲気に包まれる客席は世界のVIPの移動はこんな感じなのだという疑似体験。どちらも普段は体験できることではないので、ぜひとも体験してもらいたいものです。
(諸星陽一)