ショベルカーもジェット機も見られる、まさにモビリティショーのホンダブース【これだけは見逃すなジャパンモビリティショー2023】

■地味と派手が共存するホンダブース

普段は見ることも難しいホンダジェットのコクピットに座れる
普段は見ることも難しいホンダジェットのコクピットに座れる

自動運転タクシーなどが注目の的となる東ホール6のホンダブースですが、これは楽しい! と思う2つの展示を紹介しましょう。

ひとつはホンダとコマツが共同で開発したバッテリー交換タイプのマイクロショベルカーで「地味ながらわくわく」する存在、もうひとつがホンダジェットエリートIIで「派手でわくわく」する存在です。

●なぜかほしくなるマイクロショベルカー

PC-05eは実際に販売されているモデルで、価格は310万円
PC-05eは実際に販売されているモデルで、価格は310万円
PC-05eはバッテリーを2基搭載する
PC-05eはバッテリーを2基搭載する

家に庭があるわけでもないのに、なぜかほしくなってしまうのがマイクロショベルカー。

ビルの建設現場などで働く本格的なショベルカーも見ていて楽しい存在ですが、小さな庭などで使えそうなマイクロショベルカーはいつ見てもワクワクする存在です。おそらく、大きなショベルカーと同じ形、同じ動きをするのに、そのサイズがぐっと小さく凝縮されているのが魅力なのでしょう。

ホンダとヤマト運輸で2023年11月から実証実験が始まる軽EVバンには、バッテリーを4基搭載
ホンダとヤマト運輸で2023年11月から実証実験が始まる軽EVバンには、バッテリーを4基搭載

ホンダブースに展示されているショベルカーはコマツと共同で開発したPC-05E。じつはさらに小さなPC-01Etというモデルも存在するのですが、このPC-05Eでも十分にキュートで地味にワクワクしちゃうモデルです。

事業所では複数の交換用バッテリーを効率よく充電できる装置も展示
事業所では複数の交換用バッテリーを効率よく充電できる装置も展示

搭載されるバッテリーはホンダ・モバイルパワーパックeで100Vでの充電も可能。このホンダ・モバイルパワーパックeは電動スクーターなどのバッテリーとしても使われます。

マキタの電動工具用のバッテリーが工具にも掃除機にも電動自転車にも使えるのと同じように、バッテリーを標準化してさまざまな機器に使えるようにするという発想で、EV化に大きな可能性を持たせるシステムといえるでしょう。

●あこがれのホンダジェットのコクピットに座れる

車が中心となる展示物のなか、ものすごい存在感を放つホンダジェットエリートII
車が中心となる展示物のなか、ものすごい存在感を放つホンダジェットエリートII

モーターショーはもちろん、ディーラーの展示車であっても運転席に座れるのはなんともうれしいものです。それが普段は見ることもあまりないプライベートジェット機となれば、このチャンスを逃すわけにはいかないでしょう。

もちろんエンジンも展示。メカ好きの気持ちを忘れることのないホンダ
もちろんエンジンも展示。メカ好きの気持ちを忘れることのないホンダ

ホンダのブースには最新のホンダジェットエリートIIの実物大モデルを展示。なんと太っ腹なことに、このモデルに乗り込むことができます。液晶画面に地図が表示され、各種のスイッチ類が並ぶコクピットは乗り物好きならたまらない雰囲気にあふれています。

シンプルながら高級感あふれるホンダジェットエリートIIの客席
シンプルながら高級感あふれるホンダジェットエリートIIの客席

豪華な雰囲気に包まれる客席は世界のVIPの移動はこんな感じなのだという疑似体験。どちらも普段は体験できることではないので、ぜひとも体験してもらいたいものです。
諸星陽一

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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