■デュアルモーターを搭載したウルトラモデル「ZORA」も開発中
現行型シボレー・コルベット「C8」は、2020年から販売されていますが、その最強モデルとなる「ZR1」がついに導入されることが確実となり、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
C8のパワートレインは6.2リットルV型8気筒エンジンで最高出力495psを発揮します。最強モデル「Z06」は、新開発の自然吸気5.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力670psを発揮します。
「ZR1」は先代「C7」型に設定されていた最強グレードで、当時最高出力755psを発揮していましたが、ついにC8型で復活することになります。
ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプのフロントエンドには、ノーズから空気を導くための通気口付きボンネットフードが確認できます。
そのほかでは、大型のフロントスプリッター、コーナーダイブプレーンを装備、「Z07パフォーマンス パッケージ」を装備したZ06に似ています。しかし側面では、リアフェンダー上部にコンパクトなエアインテークを新たに配置、エンジンベイを覆うパネル上にも2つのインテークが追加されています。
後部では、専用の大型リアウイングを装着、アグレッシブなディフューザーのセンターには、円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
心臓部には5.5リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、パワーはコルベット史上最強となる850psになると予想されており、利用可能なトランスミッションの唯一の選択肢は、8速デュアルクラッチギアボックスになるといいます。
これだけでもコルベットの驚異的進化がわかりますが、これだけで終わりそうもないのがC8です。
実はZR1の発売後、フルエレクトリック全輪駆動システム、デュアルモーターを搭載した「ZORA」が開発中と思われ、こちらは脅威の1,000psオーバーと噂されています。