■M5では最大811psまで高められるという情報も
BMWのミッドサイズ超高性能ワゴン「M5ツーリング」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
M5ツーリング最初のモデルは1992年に登場、2007年にはV10エンジン搭載バージョンが発売されましたが、2010年に生産中止となっており、これが14年ぶりの復活となります。
捉えたプロトタイプは、厳重に隠されていたカモフラージュが削ぎ落とされ、量産仕様のノーズが初めて露出。V8エンジンに空気を供給する、フロントバンパーのエアダクト形状と位置が明らかになっています。
ヘッドライト内部には縦基調のLEDデイタイムランニングライトを配置、これも最終デザインとみて間違いないでしょう。
そのほか、Mキドニーグリル、Mミラー、アグレッシブに広がったアーチ、リアディフューザーの横に位置する円形クワッドテールパイプエキゾーストを装備。たとえオーナーがバッジを外すオプションにチェックを入れたとしても、ピュア「M」判別は容易に付くはずです。
市販型では、ほかの5シリーズラインと同様にフラッシュドアハンドルを装備。キャビン内には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターとBMW OS8.5を搭載した14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される、カーブドダッシュボードディスプレイが装備されます。
パワートレインに関してもほぼ確定しました。40年の「M5」の歴史で初めてハイブリッドパワートレインを搭載するモデルとなります。
ボンネットの下には、SUV「XM」の4.4リットル・ツインターボ・ハイブリッドV8バージョンが搭載される予定で、8速オートマチックトランスミッション内に電気モーターが内蔵されます。トップスペックのレーベルレッドでは最高出力748ps・最大トルク1,000Nmを発揮します。M5ツーリングでは、最大811psまで高められると噂される一方、718psに抑えられるという噂もあり、明らかにされていません。
M5ツーリングのワールドプレミアは、2024年初頭と予想されています。