ADASってどう読むか知ってますか? トヨタが先進運転支援システムを紹介するまあまあ面白いムービーを公開

■ADASの読みは「あだーす」じゃありませんよ

トヨタが安全技術を面白く紹介するムービーを公開
トヨタが安全技術を面白く紹介するムービーを公開

トヨタが新たな動画を公開しています。

といっても、新型車や新技術を売らんがために作ったムービーじゃありません。

ADASに関するものです。

…って言ったところで、ADASってウマいのか?的にわからない人がほとんどなんじゃないでしょうか?

ADASとは、Advanced Driver-Assistance Systemsとか、Advanced Driving Assistant Systemの略で、日本語では先進運転支援システムと呼ばれるものです。

読み方は、「えいでぃーえいえす」とは読まず、「えいだす」と読んでいるのが一般的なようですね。「あだーす」というのは聞いたことありません。

と、意味も読み方も難しいADASですが、それはまた総称であって、個別の機能や技術ではありません。

個別にはまた、いろんな名称があるのです。BSM、PCS、LTA、ACC、PDA…何の略かわかりますか?

BSM=ブラインド・スポット・モニター

擬人化したブラインドスポットモニター
擬人化したブラインドスポットモニター

PCS=プリ・クラッシュ・セーフティ

擬人化した衝突被害軽減ブレーキ
擬人化した衝突被害軽減ブレーキ

LTA=レーン・トレーシング・アシスト

擬人化したレーントレーシングアシスト
擬人化したレーントレーシングアシスト

ACC=アダプティブ・クルーズ・コントロール(トヨタではレーダークルーズコントロール)

擬人化したレーダークルーズコントロール
擬人化したレーダークルーズコントロール

PDA=プロアクティブ・ドライビング・アシスト

擬人化したプロアクティブドライビングアシスト
擬人化したプロアクティブドライビングアシスト

はい、ここ。試験に出ますからね〜。よーく覚えてくださいね、ってことはありませんが、こんな英語の頭文字で略す用語がたくさんあって覚えられません。メーカー間で、ちょいちょい同じような機能でも名称が違ってたりします。

まあ、覚えなくっていいんですけど、「こんなときに役立つ機能があるんだ」ということだけ覚えてくれればいいんじゃないでしょうか。

ということで、先進の安全機能を楽しくわかってもらうのがねらいのトヨタの映像を御覧ください。まあまあ面白いですから。

●かなり後ろ向きな彼

●前しか見ない彼女

●ブレない漢

●距離を置く女

●先が見えるマイフレンド

危険なことを想定して説明する安全機能って、クラッシュシーンなどの脅かしでやるのではなく、楽しく伝えようとするのはとても苦労するものなんです。私たちも散々悩んできたところです。

まずは、こういう取り組みをしてくれたトヨタさんに拍手を送りたいと思います。

(クリッカー編集長:小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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