ブリヂストンは商品設計基盤技術「ENLITEN」を採用した最新タイヤ、モータースポーツ活動を披露【ジャパンモビリティショー2023】

■eモータースポーツの体験型プログラム「Bridgestone eMotorsport Institute」コーナーも設置

ブリヂストンは、かつての東京モーターショー時代から、モータースポーツや多様なニーズに応える専用タイヤなど、バラエティに富んだ展示を行ってきました。東京モーターショーからジャパンモビリティショーに大きく変わる今回は、「ブリヂストンが新しい生活や未来に向け、人とモノの移動を支える」というコンセプトが掲げられています。

ブリヂストンの「ジャパンモビリティショー2023」のブースイメージ
ブリヂストンの「ジャパンモビリティショー2023」のブースイメージ

同社が誇る最先端技術をはじめ、共創、ソリューションが紹介されます。サステナブルなグローバルモータースポーツ、ソリューション事業の展示を含めて、来場者が体感できるブースになるそうです。

タイヤでは、EV時代に新たな価値を提供する商品設計基盤技術の「ENLITEN」が紹介されます。

ENLITENは、従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能をユーザーごと、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術です。タイヤへのニーズを満たすだけでなく、ユーザーの想像を超えた新たな価値を「究極のカスタマイズ」で実現するといいます。

今回は、ENLITEN技術が搭載された乗用車用タイヤやモータースポーツ用タイヤ、BCMAの考え方が披露されます。商品としては、北米向け市販用EV専用タイヤ「TURANZA EV」を展示。EV化が進むアメリカ西海岸(カリフォルニアなど)での顧客へのヒアリング、 EV新車メーカー、市販用小売チャネルとの協働により、EVに最適な商品企画により誕生し、2023年5月に発売されました。

2023年1月に発売された欧州向け市販用タイヤの「TURANZA 6」は、ヨーロッパで求められるウェット性能を満たし、EV化に対応する耐摩耗性の高さも確保されています。

また、モータースポーツでは、世界最高峰のソーラーカーレース「2023 Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」で初投入される「ENLITEN」技術搭載タイヤと、同タイヤが装着されたソーラーカーを展示。さらに、佐藤琢磨選手をはじめとしたトップドライバーや著名人など、多くのゲストによるトークショーやステージイベントも実施される予定です。

そのほか、ドライビングシミュレーターを使い、プロドライバーから直接指導を受けながら、気軽にモータースポーツのドライビング技術の向上を目指すことができるeモータースポーツの体験型プログラム「Bridgestone eMotorsport Institute(ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート)」の体験コーナーにも注目です。

(塚田勝弘)

【関連リンク】

ブリヂストン「ジャパンモビリティショー2023」
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/event/exhibition/japanmobilityshow/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる