松永 和浩 
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■入れ替わりの激しかった予選Q1
10月14日（土）、15日（日）に大分県のオートポリスで開催の2023 AUTOBACS SUPER GT第7戦『AUTOPOLIS GT 450km RACE』。10月14日（土）には公式予選が行われました。
オートポリスの天候は終始曇りで、予選が始まる15時に気温が18度、路面温度は25度。早朝の6時頃までうっすらと小雨が降っていましたが、予選時にはその影響は全くありません。完全なドライコンディションでの予選となりました。
15時ちょうどにコースオープンしたGT300予選Q1のA組は13台が走ります。65号車 LEON PYRAMID AMGが最初にアタックをして1分43秒619を出します。それを追いかけて各車がタイムアタックを始めると2号車 muta Racing GR86 GTが、1分42秒600でトップとなります。
ドライバーランキングでトップとなる52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GTがこれに続いて2番手となり、LEON PYRAMID AMGは3番手となります。
ドライバーランキング4位で昨年のチャンピオンである56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rは最後の最後で押し出されての9番手で、今シーズン初めてQ1敗退となってしまいました。
Q1のB組は午後3時18分にコースオープン。31号車 apr LC500h GTが1分43秒192でトップタイムを出しますが61号車 SUBARU BRZ R＆D SPORTが直後に1分42秒694でトップ交代。3番手には18号車 UPGARAGE NSX GT3が続きます。
A、Bの両組とも最初にトップタイムを出したチームが後続のチームに取って代わられるという入れ替わりの激しい予選Q1となりました。
●予選日をすべてトップタイム。パーフェクトだった2号車の「GR86 GT」
午後3時53分から行われたGT300クラスのQ2。
この予選ではSUBARU BRZ R＆D SPORTの山内英輝選手が再び最多ポールポジション記録更新を更新して単独トップとなるか否かが注目されます。その山内選手が1分42秒141を出して最初のトップタイムとなります。そしてapr LC500h GTが1分42秒342で2番手となります。
終了間際にmuta Racing GR86 GTの堤優威選手がコースレコードを破る1分42秒016でトップに浮上。これによりmuta Racing GR86 GTがポールポジション！堤選手にとっては、SUPER GTでの初ポールポジションとなりました。
予選2位はSUBARU BRZ R＆D SPORT、3位はNo.31 apr LC500h GTとなります。4位には埼玉トヨペットGB GR Supra GTとなりドライバーランキング上位勢の中では最上位となります。
ドライバーランキング2位のUPGARAGE NSX GT3は9位。ランキング3位のStudie BMW M4は11位で、決勝でこの2台がノーポイントとなり埼玉トヨペットGB GR Supra GTが優勝となると、最終戦を待たずにチャンピオンが決定してしまうこととなり、450kmの長丁場な決勝レースではランキング上位勢の動向に全く目が離せません。
●スーパーGT 2023第7戦 オートポリス GT300予選結果
1 #2 muta Racing GR86 GT 堤 優威、平良 響、加藤 寛規 1’42.016 R
2 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人、山内 英輝 1’42.141
3 #31 apr LC500h GT 嵯峨 宏紀、小高 一斗、根本 悠生 1’42.342
4 #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹、川合 孝汰 1’43.227
5 ＃4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝、片岡 龍也 1’43.466
6 ＃88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史、元嶋 佑弥 1’43.709
7 ＃65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥、篠原 拓朗、黒澤 治樹 1’43.758
8 ＃20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸、清水 英志郎、山田 真之亮 1’43.868
9 #18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志、小出 峻 1’43.880
10 ＃87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦 孝亮、坂口 夏月 1’43.947
11 #7 Studie BMW M4 荒 聖治、ブルーノ・スペングラー 1’43.962
12 ＃96 K-tunes RC F GT3 新田 守男、高木 真一 1’44.005
13 #27 Yogibo NSX GT3 岩澤 優吾、伊東 黎明 1’44.735
14 #10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信、大草 りき 1’44.787
15 ＃50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 I.オオムラ・フラガ、古谷 悠河、小山 美姫 1’45.071
16 ＃11 GAINER TANAX GT-R 富田 竜一郎、石川 京侍、塩津 佑介 1’45.531
17 ＃56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R J.P.デ・オリベイラ、名取 鉄平 1’44.625
18 #30 apr GR86 GT 永井 宏明、織戸 学、上村 優太 1’44.776
19 ＃6 DOBOT Audi R8 LMS 片山 義章、R.メリ・ムンタン、神 晴也 1’44.715
20 ＃60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹、河野 駿佑 1’44.977
21 #9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG 阪口 良平、リアン・ジャトン、川端 伸太朗 1’44.865
22 #5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 冨林 勇佑、松井 孝允 1’45.306
23 ＃360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行、田中 篤、大滝 拓也 1’45.691
24 #48 植毛ケーズフロンティア GT-R 井田 太陽、田中 優暉、眞田 拓海 1’47.301
25 #22 アールキューズ AMG GT3 和田 久、城内 政樹、加納 政樹 1’48.181
（文：松永 和浩／写真：吉見幸夫、松永和浩）
