■3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャーから最大543ps発揮
BMWは現在、主力「3シリーズ」改良型のパフォーマンスモデル「M3」ファミリーを開発中ですが、その頂点に君臨する「M3 CS」に関する最新情報を入手しました。
レポートによると、「M3 CSセダン」同様に、いくつかの新しいコンポーネント、軽量化対策がなされた上で、出力を強化する「M3 CSツーリング」を計画しているといいます。
最新情報によると、M3 CSツーリングは、唯一入手可能なM3ツーリングのバリエーションである「コンペティションxDrive」をベースにしているといいます。
コンペティションxDriveのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力503psを発揮しますが、M3 CSツーリングでは同エンジンをブーストアップ、最高出力が543psまで向上すると予想されます。
駆動方式は全輪駆動で、セダンと同様に8速オートマチックトランスミッションのみが提供されます。
M3 CSセダンでは、わずか3.2秒で62マイル(100km/h)に達しますが、ツーリングでもほぼそれに匹敵する動力パフォーマンスが期待できそうです。また、新設計のさまざまな軽量カーボンファイバーパーツや、特徴的なホイールを装備します。
市販型では、セダン同様に軽量素材を用いたエンジンルームのストラットブレースによって、ボディ剛性を向上。車体へ接続するストラットタワーバーは、鍛造アルミニウムが採用されます。キャビン内では、カーボンファイバーバケットシートなど、M3 CSツーリングに一連のインテリア変更を加える予定です。
M3 CSプロダクションモデルは、全世界で限定2000台未満が予想され、2025年のワールドプレミアが予想されます。
(APOLLO)