■BMWブランド最後の燃焼式新車の1台
BWMは現在、コンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」次期型を開発中ですが、その最終デザインをプレビューします。
2シリーズ グランクーペは、2020年に登場した第2世代に初めて導入されたノッチバッククーペスタイルの4ドアハードトップセダンです。本来はフェイスリフトのタイミングですが、それをスキップして一気にフルモデルチェンジとなります。
お馴染みKOLESA RUから提供された予想CGは、スパイショットと最新情報をもとに作成されており、コードネーム「F74」と呼ばれる次期型にかなり近いデザインと言えそうです。
全体的なプロポーションはそれほど変わっていないように見えますが、5シリーズにインスパイアされたと思われるヘッドライトにより、フロントエンドはよりシャープになっています。グリルは巨大化されず、六角のハニカムメッシュでスポーティに仕上げられているほか、下部インテークもアグレッシブです。
後部には、円形クワッドエキゾーストパイプを装備しており、今年8月初旬に撮影された最高級モデルの「M235 xDrive」と思われます。
同ブランドがフルエレクトリック化に向けた戦略を進める中、この小型セダンはBMWブランド最後の燃焼式新車の1台となる可能性がありそうです。
次期型では標準で18インチのホイールを装着、オプションで19インチが用意されるといい、他の大型で高価なBMWモデルに見られる照明グリル機能は、2シリーズグランクーペのオプション装備の一部になると伝えられています。
パワートレインは、最高出力244ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、「M235i xDrive」には、最高出力316ps・最大トルク400Nmを発揮するより強力な直列4気筒が搭載されると思われますが、現行型で叶わなかった48Vマイルドハイブリッド採用の可能性もありそうです。