ルノー「4」(キャトル)が低価格電動クロスオーバーで復活。日産「マイクラ」と兄弟モデルに?

■「ジューク」電動後継モデルも支える「CFM-BEV」アーキテクチャ採用

ルノーは、R5スーパーミニと4(キャトル)クロスオーバーという2つのレトロ風のモデルでEVラインナップの拡大に向けて準備を進めていますが、「4」に関する最新情報が入りました。

ルノー4
ルノー4

1961年に発売されたルノー4は、1950年代のフランス人気モデル・シトロエン「2CV」を目指し開発され、「販売面で成功した世界初のハッチバック」と伝えられ、1992年の生産終了までに835万台を製造。フランスではルノー「4」(キャトル)・「4L」(キャトレール)と呼ばれています。

ルノー4 ティザーイメージ
ルノー4 ティザーイメージ

2022年のパリモーターショーでは、次期型を示唆する「ルノー4エバートロフィーコンセプト」が公開され、期待が高まっています。

新型ルノー4は「R5」やアルピーヌ「A5」ホットハッチ、および日産「マイクラ」「ジューク」電動後継モデルを支える「CFM-BEV」アーキテクチャの拡張バージョンを採用。全長4,160mm(163.8インチ)、ホイールベース2,570mm(101.2インチ)と予想され、欧州B-SUVセグメントに属します。

ルノー 4エバートロフィーコンセプト
ルノー 4エバートロフィーコンセプト

60年代のオリジナル4Lよりも、約0.5m(19.6インチ)長くなりますが、現在ルノーの欧州ラインナップで最小のSUVである、ICE搭載キャプチャーよりは68mm(2.7インチ)短くなります。

キャビン内は、実用性と耐久性を重視したミニマリストなデザインで、コンパクトなサイズにもかかわらず、電動プラットフォームにより、このセグメントとしては大きな5人乗りのキャビンと、大きなトランクが実現すると予想されています。また、より手頃な価格を目指すため、通常よりも小さいデジタルコクピットやリサイクル素材、スマートフォンスタンドが組み込まれる可能性あるようです。

電動パワートレインの出力やバッテリー容量の情報はありませんが、おそらくフロントにシングルモーターを搭載、フル充電による航続距離は最大400km(249マイル)と予想されます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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