トヨタが「LFA」の商標を新たに出願。後継モデルの準備か?

■2台の新しいパフォーマンスモデルがラインナップ

レクサスは8月、米国特許庁に「LFA」の車名を新たに商標出願したことがわかりました。

レクサス LFA 後継モデル 予想CG
レクサス LFA 後継モデル 予想CG

トヨタは2021年12月、「バッテリーEV戦略に関する説明会」で計16台のBEV(バッテリーEVカー)を世界初公開。LFAの後継モデルの開発に着手していることを発表し、それを示唆する「エレクトリファイドスポーツ」を公開しました。

いよいよその動きが活発化されてきた可能性もありますが、トヨタ後継モデルにも同じ車名を使用するとは思えないため、知的財産を保護するための動きである可能性もあるでしょう。

レクサス エレクトリファイドスポーツ
レクサス エレクトリファイドスポーツ

同ブランドでは、エレクトリファイドスポーツが0-96km/h加速を2秒台前半で駆け抜け、最大走行距離は435マイル(700km)を超えること、ステアバイワイヤ、トルクベクタリング、カーボンファイバーを搭載すると発表しています。

現在レクサスは、ソリッドステート・バッテリー(全固体電池)を搭載できるように車を設計する計画を持っていると思われますが、ソリッドステート・バッテリーを車両に搭載し始めるのは2025年になると思われ、最初はBEVではなく、ハイブリッドが予想されます。

またレクサスは、LFA後継モデルを電動化しますが、燃焼エンジンの代名詞、マニュアルトランスミッションを維持するとみられ、ソフトウェアを使ってマニュアルギアボックスの体験をシミュレートする可能性もありそうです。

2021年コンセプトが発表される前までの噂では、LFAの後継モデルには最高出力937psを発揮する、プラグインハイブリッドV8エンジンが搭載される可能性があると噂されていましたが、トヨタは「GR GT3コンセプト」の内燃機関ロードゴーイング(公道走行可能)バージョンを開発中で、おそらくレクサスのバッジが付けられ、このプラグインハイブリッドを搭載するとも予想されています。

つまり、近い将来、2台の新しいパフォーマンスモデルがブランドのラインナップに登場する可能性が高いようです。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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